1999年11月13日に名古屋市西区稲生町で、主婦の高羽奈美子さん(当時32歳)が首を刺され殺害された事件は今も犯人逮捕には至っていません。月命日の13日、夫の悟さんらが犯人の似顔絵などが描かれたポケットティッシュを配り、情報提供を求めました。
遺族の方の気持ちは察するに余りあるのですが、情報提供の呼びかけを行うたびに
「これが最後となりますように」と願っておられるでしょう。
犯人が逮捕されたその時のために現場確認として、状態を保持しようとマンションの家賃を払い続けているそうです。かなりの負担だと思います。
この事件に限らず、被害者遺族に対する賠償に関する法律を整備しなおすべきではないでしょうか。
全くと言っていいほど、被害者遺族に対しての賠償を含めた金銭的支援はない現状です。
極端な話、国が賠償を負担することも検討すべきでしょう(もう話は出ているかとは思います)
どこから捻出するのかなど問題はあるでしょうが「被害者に厳しく加害者に甘い」国から脱却してほしいですね。
時効が廃止となった今、遺族らは何を区切りにしたらいいのでしょうか。
それは犯人逮捕でしかありえないのです。