昨日、山寺蔵王ウルトラジャーニーを走り終えました。 101キロ。
正直に言えば、44キロ地点で一度「終わった」と思いました。 メインの猿倉へ向かう果てしない急斜面を見上げたとき、「これ、完走は無理なんじゃないか」と、本気で絶望がよぎったからです。
快晴の山形。
蔵王猿倉に上る道は日差しを遮る場所がなく、直射日光を浴びながら進みます。 平均気温は24度ほどでしたが、体感温度は30度を超えていたかもしれません。
体が暑さに追いつかず、胃の中は水分でタプタプ。 思うように動かない体を引きずって走る、本当に過酷な時間でした。
以前のブログで、実家付近を走ることを「贅沢な時間」と書きました。
けれど、ボロボロの状態で辿り着いたそこは、贅沢どころか拷問のようでした。
「すぐそこを下がれば、実家だ」 そう分かっているからこそ、慣れ親しんだ景色が足に重くまとわりついてくるんです。
帰る選択肢なんて最初からなかったはずなのに、知っている道だからこその逃げ場のないきつさに、ゴールの山寺が、一気に遠のいた気がしました。
そんな自分を支えてくれたのは、道中で出会った方々でした。
緑ヶ丘コミセンのエイドで、私の履いているシューズについて話しかけてくれた方。
中川地区公民館のエイドで、先々のペース配分を丁寧に教えてくださった方。
きつい馬見ヶ崎の河川敷で、初完走を目指して力走し、しばし並走してくれた方。
山形総合スポーツセンター付近で、湘南国際マラソンのマイボトルを手に雑談に付き合ってくれた方。
月並みな言葉になりますが、皆さんが元気を、やる気を、そして走り続ける勇気をくれました。
人生にしたら、ほんの一瞬のこと。
でも、あの一時がなければ、今の完走はなかったと思います。
本当に、ありがとうございました。
「背筋を伸ばして、気負わずに」 出発前にそう決めていましたが、何度もくじけそうになりました。
少し、気負いすぎていたのかもしれません。
けれど、結末がどうあれ自分に納得したい。その一心だけで、不格好でも一歩を繋ぎました。
運営スタッフ、ボランティアの皆さんの雰囲気も、本当に素敵でした。
ボロボロの心身に、あの明るさがどれだけ染みたか分かりません。
素晴らしい大会を開催してくださり、本当にありがとうございました。
心から感謝です。そしてお疲れ様でした。
13時間半。
きつかったです。
でも、最高に楽しかった。
次は5月の野辺山へ向かいます。
今はまず、この「1%」を、ゆっくりと回復させたいと思います。




