今日は、昨日に続いて社労士のお仕事からのお話です。
「採用についての問題~戦後の負の遺産」(6)~助成金申請業務から田中角栄さんの言葉~
最近、よく言われている「採用についての問題」を、私なり考えてみました。
一昨日は、助税金のことで零細企業や中小企業の方々を訪問しながら、偶然でしたが、常日頃から苦しんでいるみなさんの生の声を聞くことになった。
誰もこの零細企業や中小企業の方々に対して、政治家、行政等が聞いて回ったことがないことを知った。
このときに私は助成金どころではない、私の住んでいる徳島の本当の姿を垣間見た気がし、ここ数年、話題となっていた田中角栄さんのお話を思い出した。』
ということについて、お話をしました。
病気療養中、何冊か田中角栄さんのことを書かれている本を私は買っていました。
その中にあるベテラン政治家の話が載っていました。
『先生(角栄氏)はいつかこう言われていたことがあった。
自民党の新人議員たちが座り込んで政治談義に興じていると、
「ひよっこが何してるんだ!さっさと地元へ帰って地元を回らんか!
お前たちは誰のおかげでこうしてられるんだ。
4年後落ちたらただの若造だぞ。
そんなところに座り込んでいる暇があったら、早く地元へ帰って自分を応援してくれた人たちを1軒1軒回って行かんか!
選挙に通ったから政治家になったんじゃあない。
これからやることでお前たちは政治家になっていくんだ。」』
と、このようなことが書かれていました。
「選挙に通ったから政治家になったんじゃあない。これからやることでお前たちは政治家になっていくんだ。」
この言葉はずっしりと私の胸の中に今も残っています。
「県庁の職員、幹部であろうと、資格取って社労士であろうと、始めたときはみんなまだひよっこで、これから先、自分が頑張ることで本当の意味でその立場の人になっていくんだ」
それから私はいつもこのことを考えています。
この田中角栄さんが小学校を出ていなかったお話はとても有名なことです。
学歴はないのにも関わらず、誰も真似ができないことをしっかりされてきた。
このことから、最近数年間、角栄さんのことがブームになっていました。
前総理の管さんが苦学されたことで角栄さんと比較された記事も目にしました。
でも、いろいろな政治家が本で角栄さんのことを話されていましたが、そういう存在が現れてこないのはいったいなぜなのでしょうか?
このことに私は疑問を持つようになりました。
いったいなぜ?
そしているときに、ある雑誌の記事が目にとまりました。
それは「学歴社会になった経緯と現代の我が国の姿」から「我が国のあるべき姿」のことを書かれていたのです。
また明日に続きます。。。🙋
(続く)