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 70年代から一気に90年代へ。これはフジテレビとタイアップした「ペプシ・ドラマ・クラブ キャンペーン」の告知缶であり、この手のキャンペーンが少ないペプシの中では結構貴重なものである。このキャンペーンは、ハマーのCMの件もありテレビ局との関係を冷やしたくないペプシ側の思惑もあったと勝手に推測してみる。ところでこの缶は南日本飲料名義のものなのだが、当時の東京でもこの缶が販売されていた。自販機で出てきた記憶がなく、店頭での手売りがこの缶であった記憶がある。

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 この通り南日本飲料名義の缶である。80年代後半にチェリオ関西製造の缶が流れてくることもあったが、南日本飲料のものは後にも先にもこの缶だけであった。当時の九州の状況がいまいちわからないのだが、北九州では西日本かなえ名義の缶もあったのだろうか。関東近郊のPC04.などの缶を見ていないので、もしかしたら全国的に南日本飲料名義の缶が流通した可能性もある。
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 そして販売者になっている理由は製造が委託だからだ。この3KJは現在もジューシーブランドで有名な熊本果実連。南九州の缶入りペプシコーラは農協系製造だったのだ。南日本飲料は炭酸飲料の缶製品は委託であったが、缶コーヒー・茶や壜やPET製品は自社で製造していた。翌年にはロゴを変更(味も)するので、このデザインでのキャンペーン缶の最後の製品であろう。