![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191204/22/noboruyuki2019/c6/57/j/o0167045514660975191.jpg?caw=800)
缶底の表記からおそらく1969年製造のものであろう。缶入りペプシコーラの発売は1967年なので、初期の缶であることは間違いない。販売は日本ペプシコーラ株式会社Aと書かれているが、これは森永製菓三島工場で製造されたものである。さて、この面を見る限りすでにこのブログでも数点上げている初期ペプシ缶だが、次に↓の写真を見て欲しい。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191204/22/noboruyuki2019/0a/62/j/o0170045514660975195.jpg?caw=800)
なにか違和感を感じないだろうか?なんだろう…うーん。それではさらに↓の写真を見てもらおうか。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191204/22/noboruyuki2019/26/04/j/o0392034114660975202.jpg?caw=800)
左から1969年、1971年、1972年の缶である。これを見たら一目瞭然だろう。ロゴの位置が違うのである。以前とあるサイトで、河原に捨ててあったゴミの写真の中にこの缶が写っていた。ロゴの位置が違うのでずっと不思議に思っていたが、その謎がやっと解けた。これが日本における国産第1号の缶入りペプシコーラと見て間違いない。そしてこの缶にはもう一つ、他の缶との違いがある。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191204/22/noboruyuki2019/e4/9e/j/o0355033814660975209.jpg?caw=800)
この穴はなんであろうか?この穴は「飲み口」である。そう、プルトップではなく缶切りで穴を開けるタイプの缶であったのだ。コカ・コーラは1967年からプルトップを採用していたが、ペプシはこの時点ではまだ缶切りであったのだ。普通の人間にとってはただのゴミとなる空き缶だが、このペプシ缶は自分にとって至高のお宝である。