死んだら苦から解放されるが、喜びもなくなる?「輪廻転生」の秘密 | 凡人だから覚れるブッダの教え

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毎日が楽しくない、苦しい、悲しい、、、成功したい、生きがいがほしい、、、そんな悩みが解決できるブログです。ブッダの教えを知ると、誰でも幸せになることができます。人生に行き詰っていましたら、ぜひご覧になってください。

ツヨシ「仙人さん、人は生まれ変われるのですか?

 

仙人「なんだ、いきなり。輪廻転生の話なんかして?」

 

ツヨシ「ええ、新聞を見てたら、毎日コロナで沢山の人が亡くなっているでしょ。それで、その人たちは、死んだらどうなるのかなぁって思って。。」

 

仙人「ふ~ん、それで、ツヨシは死ぬことが怖いのかい?」

 

ツヨシ「それは、怖いですよ。」

 

仙人「コロナでなくても、人は毎日死んでるんだ。こうやってツヨシと会話をしている間にも沢山の人が死んでいる。だから、それほど怖がることでもないさ。」

 

・全国の死者数:1,376,000人(2019年)

・全国の自殺者数:1万9,959人(2019年)

・コロナ感染関連の死亡総数:4,420人(2021年1月15日時点)

・世界の死者数:5,690万人(2016年)

 

ツヨシ「そう言っても、やっぱり死ぬのは怖いですよ!」

 

仙人「フフッ、どれだけ怖がっても、人間は死から逃れることは出来ない。ブッダ(釈迦)だって死んだのだからな。」

 

ブッダ(釈迦)の死因…熱心な信者のチュンダから出された食事を食べた後、食中毒になり亡くなった(涅槃経による)。食事に毒キノコが入っていたとか、豚肉が腐っていたとか諸説あるが定かではない。

 

ツヨシ「えっ?ブッダが食中毒で亡くなったのですか?」

 

仙人「ああ、ブッダは「人間は100%死ぬ」ことを自ら示してくれたのさ。」

 

ツヨシ「ふ~ん。ところで、人は死んだ後どうなるのですか?

 

仙人「ツヨシは、どうなると思うかい?」

 

ツヨシ「分かりませんよ!だから、仙人さんに教えてもらおうと思って。。」

 

仙人「フフッ、そうさ。死後の世界なんて分からないのさ。ブッダだって、弟子から死後について質問されて、黙秘権を使ったんだからな。」

 

ツヨシ「えっ?弟子から聞かれて答えなかったのですか?」

 

仙人「ああ、死後の世界なんて、何一つ証明できないだろ。それを「死後の世界はある」と言ったら、その理由を聞かれるだろう。反対に「死後の世界は無い」って言っても、「どうして無いのですか?」と聞かれる。生きている人間には、どう答えても信じてもらえないからな。」

 

ツヨシ「じゃあ、霊界は無いってことですか?」

 

仙人「ブッダは「答えない」と言っただけで、「霊界がない」と言ったんじゃないんだ。生身の人間には、(次元の異なる)霊界は理解できないからさ。」

 

ツヨシ「ふ~ん、分かりました。でも、お寺で先祖供養するのはどうしてですか?それって、霊が存在することになりますよね。

 

仙人「ああ、いい所に気が付いたなぁ。それは、、「輪廻転生」するからだ。人は死んでから49日が経つと、今と違う人や犬、猫に生まれ変わる。しかし、霊が存在するのは死後49日(人間界の時間)までの間だけなんだ。」

 

仏教では、死後の世界では10人の王がいて、裁判官のように裁きを下す。そして、四十九日経ったその日に行く先が決められ、故人は旅立つとされているのです。これが輪廻転生です。
 

7日目:無益な殺傷に関しての審理

14日目:盗みに関しての審理

21日目:不貞に関しての審理

28日目:嘘に関しての審理

35日目:閻魔大王により、その六道になるか決定

42日目:決定された六道の中でどの場所に生まれるかを決定

49日目:次の生まれ変わりは、どんな姿でどのくらいの寿命かを決定する。

 

ツヨシ「えっ?動物にも生まれ変わるのですか?」

 

仙人「ああ、虫に生まれる人もあるさ。それに、神様だって生まれ変わるんだからな。」

 

生まれ変わるといっても,人間ばかりではありません。「輪廻の世界」は,仏教では,天・人間・阿修羅・畜生・餓鬼・地獄という六つの領域(六道)とされています。

 このうち天は,いわゆる神々が暮らしている場所ですが,“永遠の楽園”ではありません。「神」といえども死にますし,どこかに生まれ変わらなければならないのです。

 

ツヨシ「う~ん、輪廻を理解するのは難しいですね。じゃあ、死んでも霊魂があるってことですか?

 

仙人「空論を知ってるだろ。この世にある体と受想行識(感覚・イメージ・意思・感情)には実体がない。だから、ブッダは、霊は妄想だと言ったんだよ!」

 

※空海は著書「阿吽義」の中で、「すべての現象はただ自身の心の作用に過ぎず、存在するのは心だけなのだ。」と教えてくれています。

 

ツヨシ「それじゃあ、ボクたちは生きていないってことですか?」

 

仙人「生きていないんじゃなくて、幻の世界を生きているんだ!自分には見えている、聞こえている、だから、脳で感じていることは真実だと思ってるが、それは幻想だ。」

 

ツヨシ「幻想ですか。。」

 

仙人「そうさ。他人と同じ映画を見ても自分と感じ方が違うだろ。それは、心で見る、聞く、すべて感じ方が違うからさ。ハッキリと言えるのは、この幻の世界を生きている」ことだけが真実なんだ。

 

ツヨシ「それって、虚(むな)しくないですか?」

 

仙人「そうかい?映画だって嘘って分かってるけど、ドキドキするし、ワクワクする。この感情が楽しいから映画を見るんだろ。」

 

ツヨシ「う~ん、分かりました。。それじゃ、話を戻します。もし死んだ人の霊魂があるとすれば、その霊魂はどうなるのですか?」

 

 

仙人「ブッダは「霊魂は無い」と言っただろ。どうしてかといったら、この世は空だからだ。ところが、、霊魂はないのに人は転生する。どうしてだと思うかい?

 

ツヨシ「どうして、そんなことが出来るのですか?」

 

仙人「これを理解するには、、、「人間とは」を理解する必要がある。人類が人になったのは、「言葉」を得たからだ。言葉は文字を創った。モノに名称(名詞)を付けると、音(名称)を聞いただけでイメージする。このことが、(外れることもあるが)他人の心を読み取り、コミュニケーションを取れることになったんだ。」

 

ツヨシ「言葉と文字ですか。」

 

仙人「ああ、言葉と文字があるから人は思考できるんだが、妄想を生む原因にもなったんだよ。」

 

ツヨシ「だから、煩悩が生まれるんですね。」

 

仙人「そうだ。でも、煩悩があるのは生きている証拠さ死んだら、言葉も音も文字も認識しなくなる。体が無くなるのだから当然さ。」

 

ツヨシ「そうですよね。音が聞こえたり考えることが出来るのは、生きてるってことですから。」

 

仙人「そうさ。じゃあ、人は死んだらどうなるか、大体想像がつくだろ?」

 

ツヨシ「音が聞こえないし、思考ができない、、」

 

仙人「フフッ、そうさ。人は死んだら何も反応しなくなる。ところが、すべて無くなった訳じゃない、仏性だけが残るんだ!

 

※仏性は、生じることがなければ、滅することもない。(不生不滅)

 

ツヨシ「それが霊魂ですか?」

 

仙人「霊魂と仏性は違う。霊はアートマン(自我)だ。仏性とは大宇宙のことを指す。人は死んだら完全に宇宙の一部になるんだ。

 

ツヨシ「う~ん、どういうことなのか、理解しにくいですね。」

 

仙人「たとえばだ。砂浜には数えきれない数のがある。砂には耳も目もない。だから妄想も起きない。砂は浜辺にじっとあるだけだ。波が押し寄せて来たら、小さな砂は動かされるが、それでも文句も言わない。自我が無いからだ。というよりも、砂は大自然と一体化しているからさ。」

 

ツヨシ「ふ~ん、それが死後の世界ですか?」

 

仙人「フフッ、それだけじゃない。先ほど言った「輪廻転生」は、地球時間を元にしている。地球は太陽系だからだ。ところが、宇宙(銀河)は太陽系のように回転していない。宇宙は膨張しているんだ。

 

※平坦な 宇宙も永遠に膨張を続けますが、膨張率は無限の時間が経つとゼロになり ます。つまり、無限の未来に静止するのです。閉じた宇宙はある時点で膨張が 止まり、その後再び収縮を始めます。収縮の後はおそらく次のビッグバンへと つながってゆくでしょう。

 

ツヨシ「宇宙には時間がないってことですか?」

 

仙人「地球上の概念を「宇宙時間」には当てはめることは出来ないってことさ過去・現在・未来なんてものが無い。それが宇宙だ!」

 

ツヨシ「それと輪廻転生とどう関係があるのですか?」

 

仙人「フフッ、死んで大宇宙の一部になると、ある人は未来に輪廻転生するが、ある人は過去の自分に戻るかもしれないってことさ。時間がないのだから、そんなことが起きても不思議ではない。」

 

ツヨシ「それじゃ、苦しいからって自殺しても、意味がなくなりますね。」

 

仙人「意味なんてものは、自分自身がつくるものだから、その人によって解釈が違うものさ。

 

ツヨシ「ふ~ん。じゃあ、ずっと宇宙の一部に溶け込んだままになる人もいるのですか?」

 

仙人「そうさ。宇宙では時間の感覚がないから、長く感じても、地球上に生まれ変わると、それは一瞬かもしれない。(その逆もある)こうやって、人は輪廻転生する」って、ブッダは星を眺めながら覚ったんだよ!

 

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【今日の学び】

 

★人は「地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天」の6つの世界を生きる。死んでからも、このどこかの世界に生まれ変わり、この事実から逃げることはできない。

 

☆死んでから生まれ変わるまでは、大宇宙に溶け込んでいるため、何も分からない。(宇宙と一体化している)

 

★たとえ煩悩で苦しんでいたとしても、今でしか「今生きている」ことを実感できない。

 

☆生きていることに感謝できるのは、今しかない!!

 

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