チャンネル銀河で放送していた「キングダム~乱世の英傑」原題「風雲戦国之梟雄」全7話見終わりました。
今作は「キングダム~戦国の七雄~」原題「風雲戦国之列国」に続く第2弾。
前作は春秋戦国時代末期の戦国七雄を1話ごとに7つの国の興亡を1国ずつ描いていましたが、今作はその時代の7人の英雄を1話1人ずつ描いています。
前作はドキュメンタリー色が強かったですが、今作は結構ドラマでした。今作の方が馴染みやすい気がします。
描かれたのは
燕国の太子・姫丹(宋洋ソン・ヤン)
秦国大将軍の白起(蘇可スー・コー)
始皇帝の高祖母・宣太后(齊溪チー・シー)
斉国を救った市場の役人・田単(聶遠ニエ・ユエン)
戦国四君の1人・魏無忌(張博チャン・ボー)
守戦の名将と称された李牧(呉越ウー・ユエ)
秦国で丞相となった楚人の昌平君(黄維徳ビクター・ホァン)
私は歴史に詳しくないのでドラマを通じて知っているくらいですが、皆さんも聞き覚えのある人ばかりでしょう
改めて7人の人生を見てこの時代にいったい何十万の人が亡くなったのだろう
何のための天下統一なのかって考えてしまいました。
それぞれがそれぞれの国のために決して屈しない、色々と策を巡らせて命を懸けて戦う。
そして祖国のために頑張って来たのに待っていたのは・・・なんだか苦しく虚しくなります
でもただの庶民としての願いはどの国でも平穏無事に暮らせればいいというのが本心では・・・。
とにかく7人を馴染のベテラン俳優陣が見事に演じているので見応えあります。
歴史物、この時代から2000年以上たっているのに今も争いがある、才能ある者がいても潰すものもいる。真実が伝わらない、寿命もある。そして祖国への思い・・・色々考えてしまいます。
そして今作の中で1番驚いたのは燕国の太子・姫丹の回で荊軻は嬴政を殺す気がなかったということ
このシーンは「始皇帝天下統一」「麗姫と始皇帝」でも描かれていますが、荊軻は嬴政を殺すつもりでしたよね。
でも今作では生け捕りにして衛の土地を返すよう、6国の土地も返すように
魯の曹沫を真似ていた・・・それに気づいた時の姫丹は
姫丹と共に私も衝撃でした。
また田単、演じている聶遠さんはお馴染みですが、私は知らなくて(記憶に残ってない)「火牛の計」凄いです。びっくりです
あの牛たちはあのままどこまで進んだのでしょう
「キングダム~乱世の英傑」
「キングダム 戦国の七雄」