衛星劇場で放送していた「清越坊の女たち~当家主母~」原題「当家主母」全35話見終わりました。
好きな作品がまた1つ増えました
「錦渓坊」を立ち上げた沈翠喜(蔣勤勤ジアン・チンチン)、女子ばかりの「錦渓坊」は騒ぎを起こされる
だから心配の任雪堂(徐海喬シュー・ハイチャオ)は何かと足を運びますが・・・離縁した沈翠喜ですから彼には頼らない。
彼の心配をよそに見事に自ら解決する沈翠喜
彼女にとって私は不要だと悟り、寂しさを感じる任雪堂、それを察して優しく迎える曽宝琴(楊蓉ヤン・ロン)。
彼らの描き方がなんとも心地いい
一方、皆に技法を授けたことで他店に行く客も多く、悩む曽宝琴。そんな彼女を信じて辛抱強く待つ任雪堂。いい夫婦だね
曽宝琴は自らの力で乗り越え「新技法図録」を完成します。
そして「清越坊」のために織子を集めて天下一を決める競技会に出ることに
沈翠喜も呉巡撫に勧められ競技会に出ることに。
彼女には他に目的がった、行院に送られた曹文彬の娘・曹幺娘を救うこと。
競技会、沈翠喜は「百福図」、曽宝琴は「百寿図」と二人共題材は文字の柄。(これには「恋心は玉の如き」を思い出しました。刺繍でしたが「百寿図」出てきましたよね)
途中で曽宝琴の織機が壊れ、沈翠喜の提案で二人で織ることに 二人が並んで織る様はエンディングで流れていた待ちに待ったシーンです、いいわあ
そして二人で織った「福寿一体図」が見事1位になります
皇太后から願いを叶えると言われて「曹幺娘の落籍」を願い出る沈翠喜。
「生死や栄誉が男次第である女子が哀れでならない、家族のせいで人に蔑まれる女子を救いたい。」
沈翠喜が自ら経験してきただけにその強い思い、その言葉に同じ女である皇太后だからこそ伝わったのでしょうね。
沈翠喜の尽力で蘇州の町の女性たちが生き生きと生活している、そして沈翠喜の中ではずっと魏良弓(茅子俊マオ・スージュン)がそばに寄り添っていると感じて生きていくのね・・・
後味もいいドラマとなりました。
出だしに正妻と妾という、敵対する立場の沈翠喜と曽宝琴でしたが、互いに卑劣なことはせず、互いの言い合いもどこか気持ち良くて・・・そんな二人が誰よりも理解し合う仲に。
そして互いに理不尽なことに立ち向かっていく。
悪徳官吏腹立ちながらも彼女たちの凛とした姿が頼もしくて、気持ち良くて・・・それが周りの者たちをも変えていく。
そんな強い女性沈翠喜が魏良弓と出会ったことで愛を知り、人として深みが増しさらに魅力的な女性になっていく。
この二人の関係の描き方も良かったあ 今作の茅子俊さんがまた良かったあ
さらに若者たちの恋模様も描き、林舒芳(張慧雯チャン・ホイウェン)、如意が望むものとは・・・
まだ女性が蔑ろにされているこの時代を生きる女性たちが自ら望む暮らしを目指して
沈翠喜と曽宝琴、こんなに好きになったヒロインは珍しいかも。
何1つケチつけるところなく本当に好きでした。演じた二人も本当に見事 そして役柄が表情に表れて二人共とっても綺麗でした
ドラマでは苛立たせる女性って多いのに今作は彼女たちだけでなく他の女性たちも凄く良かったです
こんな女性たちに惚れた男たちも任雪堂をはじめ、任如風(李逸男リー・イーナン)、丁栄・・・いい男になったね。
またドラマの展開だけでなく、衣装も街並みも、そして緙絲の美しさも見逃せません。
是非是非機会があったら見て欲しい作品です
このドラマこんなにいい作品なのに豆瓣の評価低かったのは猫を殺したと広まったからなのですね。
沈翠喜最高
娘を守るために心中を選んだ曹夫人も見せてくれました。
また載せちゃうけど頼もしい女優陣でしょう!!
なんだかんだ可愛い二人でした
家族のような侍女3人
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