宇宙銀行と信用創造も、5回目、後半です。
前回は、お金は、クローンのように複製されながら、増えている事実をお伝えいたしました。
お金が、何処でつくられているかと言うと、沖縄銀行や愛媛銀行などの民間銀行です。
キーボードマネー
信用創造は、銀行窓口のパソコンで、キーボードを叩き、数字を入力するだけで、お金が無から生まれると説明されますが、何か、納得ができません。
それは、何故かと言うと、私たちが考えるお金は、壱万円、五百円玉など、物資、モノだからです。
しかし、お金の本体は、数字の情報で、札や硬貨の方が、仮の姿だと考えるのが正しいのです。
実際に、日本には、約1,000兆円のお金が存在しますが、9割は、データで、実態はありません。
お金は、情報エネルギーだからです。
その、情報エネルギーを、私たちが使いやすいように、運びやすように、取引しやすいように、物質化、または、両替したものが、紙幣や硬貨です。
ですから、民間銀行が、信用創造で、お金をつくるときに、壱万円を印刷したり、金属を溶かして、型に流し込む必要もありません。
ただ、数字の情報を、決められた、手順で、つくるだけです。
数字の情報である、お金をつくることを、信用創造と言いました。
左のオリジナル、本源的預金から、クローン的なお金をつくる時の、決まりが、準備預金制度です。
基本的に、クローン的お金は、オリジナルより小さくなります。
そして、クローンのクローン。
また、クローンのクローンのクローンと、マトリョーシカ人形のように増やすことが可能です。
例えば、ここで、準備率が、10% だったら?
多分、こんなイメージでしょうか?
オリジナルのマトリョーシカ( 本源的預金 )が
100 だとしたら、そのクローンは 10。そのまた、クローンは、1で、みたいな。
結論から言うと、そうではなくて
準備率が、10% なら
このイメージになります。
準備率が、10% の場合、そのクローンは
オリジナル × ( 1− 準備率 ) になって
= オリジナル × 0.9
で、計算することになります。
計算してみると
・オリジナルのマトリョーシカは、100
・最初のクローンは、100 × 0.9 = 90
・次のクローンは、90 × 0.9 = 81
・次のクローンも、81 × 0.9 = 72.9
と、なります。
今回は、ここまで。
頭が、こんがらがってきたら、最初から読み返してみてください。
私自身も、何度も読み返して、加筆訂正しています。よろしくお願いします。
ありがとうございました。次回はこちらから!