休みになったら見ようとずっと思ってて
機会を逃し続けていた映画をやっと見た
「ラーゲリより愛を込めて」
重めの話って自分の心がある程度元気な時じゃないと
メンタルがやられるなって分かってたから
タイミングが難しくてお気に入りしといて放置だった
この映画に限らずだけど登場人物に引きずられて
感情が大きく揺さぶられるから疲れちゃうんだよね
私は両親共働きで祖父母に育ててもらったんだけど
祖父が従軍体験者だったからこういうのを見ると
人間て学習しない生き物よなって思う
祖父は片目が義眼で背中に引き攣ったような傷があった
それが銃で撃たれた傷だって教えてくれたけど
私は全く現実味がなくてどこか遠い国の話みたいだった
戦時下の上官の命令は絶対!ってのを家庭に持ち込んで
それが機能不全家族の原因だと私は思ってる
あれは家族じゃなくて祖父が上官の軍隊だったもん
女子供は黙ってろの世界で女と子供の両方に属する私は
一人だけ人権無しの最弱の存在だったんだよなぁ
祖父はもう亡くなったけど強力な力で抑え込んだものは
その枷がなくなったら反動で余計バラバラになってる
戦争って現実にあったことで今もあるわけで
人間のエゴとか集団心理って恐ろしいなって思うわ
一部の人のために他大多数が利用されるだけなのに
誰もそれを諫めることが出来ないって
ブラック企業のワンマン社長と同じよね
エゴがある限り人間て馬鹿なこと繰り返すんだろうな
というか、誰でもエゴはあるものだから
エゴイストがいる限りって感じかも
この映画のテーマソング「Soranji」は知ってたんだけど
諳んじるの方向が私が想像してたのと違う結末で
考えることもたくさんあり過ぎて感情が忙しかった
あの悲惨な状況を生き抜いて命を繋いでくれた人がいるから
今こうして平和な毎日があるって忘れそうになる
いつでも食料があって、蛇口から出る水が飲めて
暖かい部屋でネットサーフィン出来るとか本当に恵まれてる