2020/7/12 朝鮮日報
【寄稿】日本の学生運動世代からなぜマルクス主義者が消えたのか
(前略)
ソ連が日本よりどれほど遅れていて、国際情勢を理解していなかったかを教えてくれる一例だ。当時、一緒にやって来た自民党の政策室長に私は尋ねた。「日本の大学生や若い世代は、かつて世界で最も熱烈なマルクス主義の支持者だった。米国のアイゼンハワー大統領がその勢力のせいで、予定されていた訪日を取り消したほどだ。なのに今は左派や共産主義の支持者は見当たらないというくらいに変わった。そういう変化の原因は何だと思うか」
(中略)
1980年代、西江大学のK名誉教授が国際会議で共産国家のユーゴに出掛けた。会議場の国営特級ホテルの施設は韓国の大学寮にも劣るものだった、という話をしていた。
コロナ問題さえなければ、韓国の若者も大いに旅行をする。どの国が幸せで、未来を引っ張っていけるか見てきたらいいと思う。進歩を自認する社会主義指導者らの子どもたちがどの国への留学を好んでいるかも、見れば分かる。これからも、自由民主主義の国々が世界を導いていくだろう。自由と人間愛が後押しするからだ。
金亨錫(キム・ヒョンソク)延世大学名誉教授
1 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/10/2020071080143.html
2
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/10/2020071080143_2.html
引用ここまで
マルクス主義の支持者が日本の学生から消えた理由ねえ・・・・・・・一言でいえば豊かになったからでしょ。前にも書きましたが、社会党の主張なんぞはみんな自民党が解決してしまったんですよ。経済的発展のおかげですね。
日本ではもう政治・思想の季節は終わったんです。韓国ではそうではないのでいまだに政治・思想を巡って騒乱になることもありますが。
そしてマルクス主義が失敗した政治思想であることなどソ連の崩壊で一目瞭然ですからね。
中国はいまだに頑張っていますが、あれはマルクス主義が貧困と後進性の管理に極めて向いているからですね。中国共産党は自らの正当性のためにマルクス主義を手放せないんです。
しかし日本には中国のような条件はないんです。マルクス主義など屑籠に放り込まれてしかるべき、とっくに終わった思想なんですね。