2018/12/4 朝鮮日報
【社説】韓国政府は対北制裁緩和要請をやめよ
文在寅（ムン・ジェイン）大統領は20カ国・地域（G20）首脳会議が開かれたアルゼンチンからニュージーランドに向かう専用機の機内で「南北関係発展に向け多くの努力を傾けたいが、それは国際社会による（北朝鮮への）制裁という枠の中でやるしかない」と述べた。韓国政府が「対北朝鮮制裁とは関係ない」と強弁してきた南北鉄道連結工事の着工についても「制裁に違反する恐れがある」と自ら認めた。これに先立ちアルゼンチンで行われた文大統領と米国のトランプ大統領との首脳会談直後、韓国大統領府は「両首脳は北朝鮮が完全な非核化を実現するまで、これまでの制裁を維持することが重要との点で一致した」とコメントした。
しかし文大統領はつい先日まで欧州で北朝鮮に対する制裁を緩和するよう各国首脳に要請して回っていた。国連安保理常任理事国のフランスや英国にまで要請した結果「韓国は安保理で米国に圧力を加えたいのでは」とみられるようになったのも無理からぬことだった。またわずか2週間前にロシアのプーチン大統領と会談した際にも、「制裁の緩和」に向けて互いに意見を交換したという。当初は「北朝鮮の非核化が後戻りできない段階に到達したと判断されれば」という前提はあったものの、いつしかこの前提は消え去り「制裁の緩和」だけを強調するようになったようだ。
（中略）
制裁の緩和は核弾頭や核物質のリスト提出、そしてその廃棄に至る非核化が完全に後戻りできない段階に到達して初めて可能になる。ところが北朝鮮はその最初の段階となる核リストの提出についても「強盗のような要求」として強く拒否している。これでは制裁の緩和どころか一層の強化が必要とさえ言えるが、それでも北核の最大の被害者となる韓国が「制裁の緩和」を訴えたことで、国際社会を戸惑わせてしまい、その結果、韓国は制裁を骨抜きにする「要注意国家」とまで見なされるようになった。今後は韓米首脳会談での合意通り、制裁を揺るがし緩和させようとする動きは絶対にやってはならない。金正恩氏も文大統領を利用して制裁をやめさせる考えは放棄すべきだ。
1 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/12/04/2018120480015.html
2 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/12/04/2018120480015_2.html
引用ここまで
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ああ、寅さんはトランプから釘を刺されて日和ったんですね。
”しかし文大統領はつい先日まで欧州で北朝鮮に対する制裁を緩和するよう各国首脳に要請して回っていた”・・・北の走り使いをしていましたなあ。
まあ韓国経済なんぞはねえ・・・・・最大の輸出先は中国で、香港も含めれば30％を超えているんですね。これは日米を合わせたより大きいんです。
しかし韓国の大銀行などはIMF危機によってウリ銀行を除いてはアメリカ資本の手に落ちたんですけどね。
”それでも北核の最大の被害者となる韓国が「制裁の緩和」を訴えたことで、国際社会を戸惑わせてしまい、その結果、韓国は制裁を骨抜きにする「要注意国家」とまで見なされるようになった”・・・それでアメリカを怒らせれば従うほかはないわけで。
それでもやる時は・・・・