2018/6/20 中央日報(韓国経済新聞)
韓経:中小企業「いっそのこと韓国離れたい」
海外生産設備を拡大する中小・中堅企業が目に見えて増えている。急激な最低賃金引き上げに労働時間短縮が重なり人件費負担が天井知らずに増え続けているためだ。
忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)にあるケーブルメーカーのファイル電子は、牙山工場の生産設備を減らして中国山東省地域の設備投資を増やすことを検討している。
(中略)
この会社は週52時間制度が施行されれば現在12時間夜昼交代勤務体制を8時間3交代などに変えなければならない。このため最小30%の人材を追加雇用しなければならない。ファイル電子のユン・チャンヒョク社長は「周辺の中小企業の最高経営責任者(CEO)はほとんどが今後3年間着実に準備して海外に出て行くことを考えている。損失を出して工場を運営することはできないではないか」と問い返した。
業界では「技術力を持つ中小・中堅企業が優先的に海外に出て行く準備をしている」という話も出ている。自動車用金型などを製造するA社は現代・起亜自動車だけでなくドイツのBMWやフォルクスワーゲンなど海外の自動車メーカーに納品する中堅企業だ。この会社は今年最低賃金が引き上げられ労働時間が短縮されれば100億ウォン台の営業利益が半分になると懸念する。同社の副社長は「中国の労働者の賃金は韓国の5分の1、ベトナムは100分の7水準にすぎないが1人当たり生産性はむしろ韓国より高い。労働時間短縮を契機に韓国工場の半分ほどを海外に移す案を深く検討している」と打ち明けた。
(以下略)
引用ここまで
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今日は献血に行くので、この記事は朝の6時頃から書いています。
またアメブロのシステムがおかしくなっているような。コメントに対して私が書いた返事が表示されないんですよ。
それはともかく・・・・・”海外生産設備を拡大する中小・中堅企業が目に見えて増えている”・・・ですか。昨年も”1919年に京城紡織としてスタートした韓国国内1号上場企業の京紡が光州の綿糸工場の半分をベトナムに移す”・・・という記事がありました。
理由は”来年から時給7530ウォン(約751円)に上がる最低賃金に対応するのが難しいと判断したからだ”・・・ということですから、今回のエントリのネタにした中央日報の記事と変わりませんな。
まあ韓国の企業は海外に出たがる傾向があるんですが、2009年12月7日の中央日報が紹介した事例は”現代・起亜自動車が海外生産を増やす理由は、労組との対立的な関係が最も大きな原因だ”・・・という斜め上のものでした。
その結果として”現代・起亜自動車は2001年から今年までで海外生産規模を300万台増やした。世界の自動車メーカーのうち最も早く海外生産を増やしてきたことになる。この期間に国内生産施設はまったく増やさなかった”・・・ということに。
今年3月17日の中央日報は”(企業家のストライキは)路上でするのではなく、静かに事業を整理して外国に出ていく”・・・と書いていました。
要するに雇用を輸出していたんですな。
しょうがないんです。韓国人は韓国が嫌いなんだから。
別に企業だけではありません。2001年11月5日の朝鮮日報は”高麗大学生の半分以上(51.4%)が「今度生まれてくるとしたら、韓国に生まれたくない」と思っていることが分かった”・・・と書いていました。
2011年2月23日のサーチナは”国内の男女会社員932人を対象に行った「もっとも暮らしたいと思う国は」というアンケート調査で、「移民が可能であれば韓国を離れたい」との回答が76.1%に達する”・・・という記事を紹介していました。
それで2011年の時点では”(韓国)には計77の移民斡旋会社が営業をしている”・・・ということになっていたようで。
そういう状況に寅さんが最低賃金の引き上げで追い打ちをかけて。寅さんは韓国をどうしたいのか?いえ、分かりますからいいんですが。
追い打ち・・・・・