2017/6/4 朝鮮日報
【寄稿】韓国にも迫りつつある「地方消滅」
日本の岩手県知事を勤めた増田寛也氏は、著書『地方消滅』の中で30年以内に日本の自治体の半数に相当する896団体が姿を消すと予測した。韓国でも、向こう30年以内に228市・郡・区のうち84カ所が、3482邑(ゆう)・面・洞のうち1368カ所が消滅する(韓国雇用情報院)との見通しが示されている。新政府は、この問題の深刻性を悟り、早急に対策を立てなければならない。
(中略)
韓国でも、すでに地方崩壊が目の前の現実として迫っている。慶尚北道義城郡の場合、昨年1-2月の2カ月間に41人が生まれ、143人が死亡した。1970年代に18万人だった人口は、今では5万4000人にまで減少した。義城郡のようなケースは全国で80カ所を超えている。
(中略)
結論からすれば、地方の崩壊ないし消滅は何も日本に限った問題というわけではなく、韓国に迫りつつある、国家存続の懸かった、急を要する問題であるため、統治権のレベルで新たな大統領が国政の最優先課題として扱うべきだろう。
イ・インジェ韓国ニューヨーク州立大学碩座(せきざ)教授
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/06/02/2017060201886.html
引用ここまで
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地方消滅ねえ・・・・・・そういえば限界集落という言葉もありましたな。
朝鮮日報の東京特派員だったポン助も2014年に日本の限界集落について書いていました。
しかし日本でも韓国でも限界集落について論じるのは「岩手県知事を勤めた増田寛也」とか「イ・インジェ韓国ニューヨーク州立大学碩座教授」とかねえ・・・・・・完全に他人事でしょ。
岩手県あたりにも限界集落は多いんでしょうが、県でそういう問題を担当する役人は、限界集落から大学を出て県庁に就職し、ついでに県庁所在地に引っ越しましたというのが多くてねえ。
ええ、限界集落問題についての一つの回答です。どんどんと便利な場所に引っ越せばいいんですよ。
私などは日本全国を自動車旅行していますし、クルマ1台が通るのがやっとという山奥の道路を走ることも多いですが、日本はそういうところにも集落があるんですよねえ。
2014年春の旅行で訪れた、四万十川に架かる沈下橋ですが
今年の旅行ではこの橋を渡って、対岸の集落に行ってみました。残念ながら今年の旅行の画像はどういうわけか全て飛んでしまったんですが。
家の前で作業していた老人と話したんですが、集落は今や四軒に減ってしまっているとか。
集落からは上流にも下流にも道路は無く、この橋が唯一の交通路なんですが、洪水に強いはずの沈下橋も度々流されたとのこと。
しかし貴重な観光資源ですから、そのたびに架け替えられてきたそうですが。
そういえば2014年の写真にはありませんが、今年観た橋には水道管を通していました。
それまでは山の湧水なんかを利用していたんでしょうが、日本の行政は四軒の限界集落のために上水道の整備をやるんですね。
韓国の地方行政はねえ・・・・・・・江原道という北朝鮮に隣接する地方の田舎では
日韓の地方には東京とソウル以上の格差が存在するんですね。幾つもの限界集落を抱えるウチの市のスーパーの駐車場には何台ものベンツやBMWなどが駐車してますし。
限界集落のウチには猫ベッドもなかったニャ。