2017/4/10 中央日報
【コラム】青少年の夢が「無職の金持ち」という韓国
最近ソウル江南(カンナム)のある中学校の教室で先生が生徒に将来の夢について尋ねたところ、約30人の生徒のうち半分以上が「無職の金持ち」と答えたという。もちろん生徒の一部はふざけて答えた可能性がある。しかし多くの生徒がただ遊びながらお金を使って暮らすことを未来の理想として描いているのだから悲しい。
(中略)
そのようなところでこれほど多くの人たちが勉強にまい進しているが、生徒たちは「夢」がなく「お金」だけがあることを望む。幼い頃、夜空に光る星のように人生を明るくする灯台の役割をするのが夢だったという内容は、偉人伝を数冊だけ見ても出てくる。偉人伝を読んで「夢は大きく抱け」という言葉を数えきれないほど聞いてきた青少年が、この程度のことを知らないはずはない。にもかかわらず多くの青少年が「無職の金持ち」を夢見るのは創造力とは距離がある注入式の公教育に浸っているうえ、親に言われるまま数カ所の塾に通いながら「魂のない」教育を受けてきた影響が大きい。
(中略)
企業家精神は経営者だけが持つたいそうなものではない。何かを新しくしてみようという限りない挑戦の精神だ。大学に行ったり社会に出たからといって一日で育まれるものではない。幼い頃から目標に向かって根気強く挑戦して努力する姿勢、すなわち「夢」の中で企業家精神は芽生える。内申中心の現在の教育は生徒に一度の失敗も容認しない。「挑戦と失敗」が入る余地がない。それでも最近の大統領選挙で候補らは抽象的で現実と距離がある教育公約ばかり出している。青少年の夢がない国に未来はない。
キム・チャンギュ/イノベーションラボ長
引用ここまで
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無職の金持ちが夢ねえ・・・・・まあ朝鮮の伝統に則っているといってもいいんじゃ。要するに両班になって、キセルひとつ自分では持たない身分になりたいんですな。
そういえば隠居の境遇は「無職の金持ち」に近いかも知れません。それほどの大金持ちではありませんが、セカンドカーとしてオープンカーを乗り回すくらいのことは出来ますから。
しかし、そういう境遇を手に入れるためには何十年も働き続けて・・・・・・
まあ韓国人の場合には働こうにも職場がありませんからねえ。
それに中央日報が”青少年の夢がない国に未来はない”・・・と書いても虚しだけですしねえ。
昨年1月の朝鮮日報によれば”ブルームバーグ通信が昨年末時点で調べた世界の富豪上位400人のリストによると、リストに含まれた韓国人5人の富の源泉はいずれも相続だった”・・・ということでしたし。
そして日本の場合は”日本は5人すべてが自ら起業して富を築いた「一代成功型」だった”・・・ということでした。
経済力で遥かに下回る韓国と400大富豪に入る数が同じというあたりで分かるでしょうが、日本は韓国より遥かに富の偏在が少ないんですよ。
とにかく韓国は金のスプーンをくわえて生まれてこなければどうにもならない社会なんです。
ですから一発逆転を狙うしかない韓国人は”韓国の総人口の4%、ソウルの人口の5分の1近い人々が「歌手になりたい」とオーディションに応募したのだ”・・・とやってしまうんですな。
そういえばメジャーリーグは日本人選手の価格の高騰を抑えるため、数年前からポスティングの上限価格を定めましたし、今度は契約金も抑制するとか。
それでも大谷翔平選手は、契約金の額など問題にせずメジャーに挑戦したいようで。
ええ「限りない挑戦の精神」なんですな。
障子破り?限りない挑戦の精神ニャ。