2014/8/22 中央日報
円に対するウォン相場、2008年以降最高値に
21日、為替レートが100円=985.46となり、2008年8月25日の100円=979.75ウォン以降、最低を記録した。グローバルドル高で円安が進み、日本円に対する韓国ウォン相場が6年以来の最高水準に上昇したのだ。
(中略)
このように日本円に対する韓国ウォン高が進み、中小企業を中心に日本との競争関係にある輸出業者の競争力に大きな影響が及ぶとみられ注目が集まっている。
一方、今年5月の韓国貿易保険公社の調査によると、国内中小・中堅輸出企業は100円当たりの損益分岐点為替レートを1040ウォンと提示していた。
http://japanese.joins.com/article/170/189170.html?servcode=300§code=300
引用ここまで
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”21日、為替レートが100円=985.46となり、2008年8月25日の100円=979.75ウォン以降、最低を記録した”・・・まあ変動相場制度における為替相場というものは、貿易におけるビルトイン・スタビライザーのようなものですからねえ。
要するに貿易黒字によって外貨が貯まれば通貨は上昇し、貿易赤字が続いて外貨が減少すれば通貨は下がり・・・・・
だから2014年1月30日付の朝鮮日報が”昨年の韓国の経常収支が前年比47.1%増の707億3000万ドルの黒字となり、過去最高を更新”・・・したとホルホル記事を書いていましたが、だったらウォン相場が騰がるのは当然で。
しかし輸出依存度が50%近い韓国としてはウォン高は困るんですよね。ええ”国内中小・中堅輸出企業は100円当たりの損益分岐点為替レートを1040ウォンと提示していた”・・・というように。
それで韓国は日常的に為替相場に介入しているんですが、膨大な貿易赤字に悩むアメリカとしては面白くないものですから、2012年5月26日付のKBS WORLDが伝えたように”アメリカ政府が、韓国政府に対して外国為替市場への介入を自粛するよう要請してきました”・・・という羽目に。
”韓国は公式的には市場為替制度を採っているが、ウォンの変動を少なくするために当局が随時、市場に介入”・・・と指摘されていましたなあ。
まあ日本は原発停止による膨大な火力発電用の燃料輸入のおかげで恒常的な貿易赤字が続いていますから、円安になるのが当たり前で。
”日本円に対する韓国ウォン高が進み、中小企業を中心に日本との競争関係にある輸出業者の競争力に大きな影響が及ぶとみられ注目が集まっている”・・・そりゃしょうがないでしょう。リーマンショックによるウォン暴落を奇貨として、アキヒロ君が輸出ドライブをかけるために延々とウォン安政策を続けていた時には、日本の輸出企業が青息吐息だったんだから。
朝日も従軍慰安婦関係の記事を訂正したんだから、もう日本は韓国を甘やかす必要もないし。