在山的那邊,海的那邊,有一群小貓咪,當地的居民都堅信他們是幸運的化身,這就是日本的“貓文化“。作為他們的友邦之國,我們也有著這樣一群可愛討喜的大“貓”,那就是活潑又討喜的「熊貓堂」。雖然此“貓”非彼“貓”,但「熊貓堂」的五位成員亦希望用他們元氣滿滿的音樂,守護大家每一個美好的今天與明天。
招財貓MV YouTube概要欄
(当時公開された楽曲解説の公式訳)
山のあの辺り、海のあの辺りに子猫の群れがいて、その土地の民はそれが幸福の化身であると信じています。これは日本の“猫文化”。彼らの友好的な国として、私たちの国にも可愛らしい大きな猫の群れがいます。それは活き活きとしていて愛くるしい「熊猫堂」。確かにその“猫”はあの“猫”とは違いますが、しかし「熊猫堂」の五人のメンバーは、彼らの元気いっぱいの音楽で、皆さんの素晴らしい今日と明日を守ることが出来たらいいなと思っています。
「招財猫」の日本語バージョンを作ると聞いて、最初は警戒していました。跳ねるような曲に日本語を乗せるのは難しいだろうなというのが大きな理由です。
実際の歌詞はお祭りのように賑やかで、概ね気に入っています。とくに印象的だったのは、原詞の「努力付出一定有回报(努力は必ず報われる)」の扱いです。
このブログでは、以前からこのフレーズに注目し、一つの仮説(妄想)を唱えてきました
「あのフレーズには作詞者である拍拍さんの思いが込められているのではないか? 歌詞の文脈に沿っていない感じもするけど、それでも入れたかったのではないか?」というものです。
とはいえ、日本と招き猫が主題の歌詞に「努力」という言葉は、やはり場違いな感じがします。日本語詞に反映されなくても仕方ないだろうと考えていました。
ところが、磯谷さんはこのフレーズを残したうえで「財」とも結びつけ、歌の世界観にうまく馴染ませてきました。これは本当に見事だと思います。
(あと「八卦良い」が開運テーマを保ちつつ、MVにも出て来るおすもうさん=日本のイメージと結びつくのも素晴らしい)
そしてもうひとつ。
歌詞には「山も川も海も超えて~」というフレーズも出てきます。
最初に見た時は笑ってしまいました。なにしろ「山海」でも「遇見」でも「Jump! Step! 日本語版」でも山や海を越えています。さすがに越えすぎです。
(ここでは「超」と「越」の違いは重視しないことにする)
でも、考えるうちに印象が変わってきました。
私は「招財猫」に、デビュー間もない熊猫堂の姿を重ね合わせて聴いてきました。歌詞に描かれる招き猫の姿や晴れやかな風景に、熊猫堂の理想や未来への期待を感じています。
そこに今の熊猫堂が繰り返し用いる「山海を越える」イメージが加わったことで、過去と現在がつながり、この曲が今の熊猫堂へと受け継がれたようにも思えてきました。
「招財猫」に日本語バージョンができたというのは、それだけで感慨深いものがあります。そしてそれは間違いなく、熊猫堂の5年間の努力の賜物なのだと思います。
おしまい
(ちなみに、日本語Ver.で一番好きな部分は「♪きんうーんUP!」です)