中国でも「シティポップ」の人気は根強いようです。日本の過去の名曲が注目を集めるのはもちろんのこと、中国のミュージシャンが「シティポップ風」の新曲をリリースすることも珍しくありません。
そんななか、当山ひとみ(Penny)さんと、中国の若手人気歌手、陳婧霏(Jingfei Chen)によるコラボ曲が配信されました。曲は当山さんの「CATHY」(1983年) です。
いつの間にか日本でも配信されていたので書きます。
Cathy 2025
Cathy 2025
歌手:陈婧霏 / 当山ひとみ
2025年5月20日配信
作詞:康珍化
中国詞:王胜勃
作曲:米倉良広
編曲:Simon Mongtrison
プロデュース:崔迪/黄业圆/Ryosuke Endo (Columbia Creative)
サックス:杨源煜
ギター:WUNJUN
ベース:朱磊
コーラスアレンジ/コーラス:莉莉童
制作支持 : NIPPON COLUMBIA CO./LTD.
歌詞&スタッフ:网易云音乐(デスクトップ表示で)
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これは、大手音楽配信サービス「網易雲音楽」(NetEase Cloud Music) が企画する「CITY RETRO」の1曲として制作されました。企画の全体像はよくわかりませんが、「首发单曲」(先発シングル)とあるし、ジャケットにもvol.1と書かれているので、この後も何か出てくるのでしょうか?
「CATHY」は“中国のSNSを中心に高い人気を誇る”曲だそうです。
【参考】
Night Tempoの昭和グルーヴ・シリーズ第19弾『当山ひとみ – Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』本日配信リリース[2024年1月31日 PR TIMES]
陳婧霏(Jingfei Chen)
陳婧霏は北京を拠点に活躍するシンガーソングライターです。ここ数年で頭角を現し、音楽評論家や音楽ファンから高く評価されています。
彼女の気だるいボーカルスタイルは好きですが、この曲にはあまり合わない気がします。後述するインタビューでは、当山さんが「2人のバランスが難しいと思い、どんな風に歌えばいいか考えた。でもプロデューサーから好きなように歌っていいと言われたのでそうした」というようなことを話しています。ボーカルスタイルが全く違うんですよね。なぜこの組み合わせだったんでしょうか?
過去ブログ
・【投稿ネタ】陳婧霏「別處的夕陽」/懐かしい気持ちになる曲
・王加一と陳婧霏が好妹妹「冬」をカバー&好妹妹・秦昊の短編小説
インタビュー動画
2人が英語でインタビューに答えている動画があります。当山さんが非常に楽しそうに話していらっしゃるのが印象的です。
後半は陳婧霏ひとりでの中国語インタビュー。
她们合作了那首City Pop世界名曲 | 当山瞳X陈婧霏专访[2025.06.13 网易]
おしまい