中国の男性アイドルグループ「搬砖汪汪队」について調べる機会があったんですが、彼らが日本語で歌うオリジナル曲がなかなか面白かったので書きます。

 

搬磚汪汪隊

 

微博の投稿

微博 搬砖汪汪队WWD
左からTakumi、Ren、Aran、YoYo、Jun

 

搬砖汪汪队(搬磚汪汪隊/わんわんバイト団)
2023年5月に結成された「中国初の男性地下アイドルグループ」。
搬砖汪汪队としての活動は2025年の初めに終了しましたが、同年に一部のメンバーで「Delight」と名前を変え再始動しています。4月にはDelightとして日本でもライブを行いました。

 

搬砖汪汪队の初期メンバーは6人だったのかな? その後1人抜け、現在はJun、YoYo、Ren、Aranの4人でDelightとして活動しています。

 

【参考】
中国地下アイドルの現状〜2025年3月版〜[lulu | note]

 

  オリジナルの日本語曲


中国の地下アイドルについては前に一度調べたことがあります。地下アイドルは日本発祥のカルチャーということで、中国の地下アイドルも日本語で歌ったり、メンバーに日本人風の名前を付けたりするなど、日本色の強いグループが多いようです。

 

搬磚汪汪隊も日本語で歌う日本風アイドルソングをリリースしています。

 

恋しちゃう

 

Anoyoru

 

収録EP『把我们,刻在光盘上』
2024年10月31日配信

1. 恋しちゃう(喜欢上你了)
2. Anoyoru
作詞/作曲/編曲:toothkc
プロデュース:石绵reiru

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歌詞:网易云音乐(デスクトップ表示で)

 

「恋しちゃう」はグループ初のオリジナル曲で、「Anoyoru」(あの夜)が2曲目です。どちらも日本のアイドルソング独特のキャッチーさやちょっとビザールな感じが出ていて面白いですね。

 

ソングライターのtoothkcという人については調べてもよくわからなかったんですが、日本語詞の流暢さから察するに日本の人でしょうか?

 

  Jun(刘夏俊)

 

グループのことを調べていて一番気になったのが、メンバーのJunです。気になるビジュアル。

 

微博の投稿

微博 搬砖汪汪队WWD

 

Jun(刘夏俊)は、アイドルオーディション番組『創造営2019』にも出場していました。その時はこんな感じ。

 

スクショ
bilibili 101创始人

そして現在。舞台衣装とはいえ覚悟を感じます。

微博の投稿

微博 刘夏俊Jun

 

中国でフェミニンな男性アイドルというと『青春有你3』『Starlight Boys』の孙滢皓(スン・インハオ)が思い浮かびますが、華奢で幻想的なインハオとはまた方向性が違って、Junは迫力があります。

 

微博の投稿

微博 孙滢皓

 

Delightとして日本に来た時の写真では、メンバーみんなで着物を着ているんですが、Junは一人だけ女物の着物を着ています。
微博 刘夏俊Jun [25-04-16]

 

着物姿でタバコを持っている写真は成人式(20歳)のギャルのようゲラゲラ

微博 刘夏俊Jun [25-04-07]

 

投稿文の中に「黑道千金」という言葉があったので調べてみると、日本に来る中国人観光客の間で、黒い着物で「黑道千金」(ヤクザの娘)風コーディネートをするのが流行ったことがあったらしい爆  笑

【参考】TikTok @benilizchan

 

今の中国でこれができるのは、たぶん(影響力の少なそうな)地下アイドルだからのような気がします。いわゆる“地上”のアイドルには女装も和服もタバコも無理なのでは?(インハオはアート寄りというか、フェミニンだけど女装まではいかないバランスを保っているように見える)

 

YoungArtist LAB

 

7月にDelightが出演予定のイベントがあります。どうやらアイドル枠の男性芸能人が集まるイベントで、熊猫堂ProducePandasも出演します。

 

bilibiliの投稿bilibiliの投稿

bilibilibilibili YoungArtist_Lab

 

YoungArtist LAB 1st LIVE in SHANGHAI
日付:2025年7月6日(日)
場所:上海

 

出演者(公式発表順)

・一之瀬 asuka
・易安中学
・熊猫堂ProducePandas
・Delight
・羽生田挙武

 

NEW Delightのインタビュー動画
bilibili YoungArtist_Lab(デスクトップ表示で)

 

現時点で発表されている出演者を見ると(Delightや熊猫堂も含め)日本色が強いですね。

 

熊猫堂も日本語の歌を何曲か出しているし、来月はデビュー5周年イベントを日本で開催します。

 

The ONE (Japanese Ver.)
2021年7月28日配信
作詞/作曲/編曲/プロデュース:sty


Apple Music
Spotify
YouTube Music

 

完了 おしまい

 

熊猫堂ProducePandas

 

音楽雑誌『CD Journal』では、今号も熊猫堂のインタビューが掲載されます。

 

CD Journal 2025年夏号
2025年6月17日発売

CDJournal

【CDJ PUSH】熊猫堂ProducePandas/熊猫堂_崔雲峰 Otter
 今回の熊猫堂は、昨年来日時の写ルンです画像を大公開&バンコク公演、5周年などについて聞いたメール・インタビュー、そしてソロで来日を果たした熊猫堂_崔雲峰 Otterのソロインタビューというデラックス仕様でお送りします。全員プレゼントも熊猫堂、Otterソロの2種類あります。
Amazon

 

CDジャーナルの公式ショップでは、熊猫堂や峰峰のポスター付きで販売中。

 

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