台湾には主に台湾語で歌われる「台語歌」というジャンルがあります。日本では台湾演歌と説明されることもあるほど、演歌&歌謡曲の世界です。ちょっと興味があり、いつか書きたいと思っていました。

 

歴史的経緯も興味深い。
台湾語歌謡と日本演歌 政治に揺れた75年 | 令和電子瓦版

 

台湾の有名歌手、葉啟田の1988年の曲「愛拼才會贏」は大ヒットし、多くの人にカバーされてきたそうです。

 

 

初音ミクの日本語バージョンもあった。

 

 

歌詞は閩南語だそう。閩南語といえば、中国のボーイズグループ熊猫堂ProducePandas「碎碎念」の歌い出し(鼎鼎のソロ)が閩南語でした。

 

こういうジャンルを中国で何と呼ぶのか知りませんが、日本の演歌、台湾の台語歌(、韓国のトロットも?)……。東アジア人の魂を揺さぶる音楽として興味深いジャンルだと思います。

 

パンダ

 

なぜこの曲を取り上げたかというと、熊猫堂の配信中(8/21)にメンバーの卡斯がこれを歌っていたから。

【参考】ファン投稿動画 bilibili 小の宝座

 

卡斯がオーバーアクト気味に歌っているところを見ると、単に曲が演歌と似ているだけじゃなく、受容のされ方(面白がられ方)も似ているのかもしれません。

様々なジャンルに挑む熊猫堂がこのあたりをポップに攻めてくれるのを、密かに期待しています。キメてるニヤ

 

それから、卡斯の後には、七哈峰峰中孝介さんの「それぞれに」を日本語と中国語で歌っています。中国語詞は蔡淳佳のカバー「隱形紀念」のものです。
【参考】ファン投稿動画 bilibili yamamoto_kumi 25:25

「それぞれに」は色んな人が中国語や広東語でカバーしていますが、カバーされたことでヒットした曲ではなく、原曲が広まったケースだと思われます。

 

完了 おしまい