先日、中国の歌手の崔雲峰(以下、峰峰)がソロEPを発売しました。それに合わせて、中国でCDの販売も兼ねたクラウドファンディングが行われています。その内容を記録しておきます。

 

※ 国際公式ショップでもCDとグッズの販売が開始されたが、内容が少し異なるためここでは触れない。
熊猫堂ProducePandas Shop

 

クラウドファンディング開始

 

CD販売+クラファンは、チケット販売などを行うサイト「秀动ShowStart」で行われました。
熊猫堂崔云峰首张个人实体EP《戒不掉》及周边 官方预售

 

目標金額:5万元
開始:4月20日18時
終了:5月08日00時

 

目標金額は開始1時間ほどで達成したようです。翌朝に確認した時は10万元を越えていました。

 

以下、クラファン部分の内容を簡単に書き出してみます。翻訳ではありません。合ってるかどうか不明。複雑な抽選条件などは省略しています。

 

  集まった資金の使い道

 

まず、資金の用途が9項目に分けて説明されています。

  1. 歌詞や曲の著作権料
  2. 音源制作費(編曲/録音/ミキシング/マスタリング等)
  3. 音源の出版許可申請費用
  4. CDプレス
  5. CDのための写真撮影、装丁のデザイン、素材(?)の撮影など
  6. 印刷や製作
  7. 付属グッズのデザインや製作
  8. クラファンのリターンで使用する材料や会場、訓練など。
  9. 特別企画のMV制作費

 

  特別リターン企画:MV制作

 

このクラファンでは、5万元という目標だけでなく、「5月5日0時までに20万元集まったらミュージックビデオを作る」という目標も設定されています(条件の詳細は省略)

 

NEW 目標達成
5月4日、事務所の微博アカウントにおいて、同日、目標金額を達成したと報告があった[微博

 

(もともとクラファンページでは、達成条件を「EPとグッズを販売する全サイトの売上げを合計して20万元」としていた。さらに、「進捗状況が分かるよう合算した数字を段階的に同期させて公開する」としていた。しかし、金額は同期されることなく、クラファンが終了した現在[5/8]も、本当に20万元に達したのか確認できない)

 

  支援額とリターン

 

次に、各コースA~Gまでの支援額とリターン内容が記載されています。

 

A:メール
1元 
メールで峰峰の最新情報や限定未公開画像が届く。

 

B:サイン入りCDの抽選権
9.9元
50本に1本の確率でサイン入りCDが当たる。
さらに100本に1本、サインに宛名を入れてくれる。
ただし購入は1アカウントにつき10本まで。

 

C:崔雲峰の首振り人形
49元
2種類からランダムで1個。

 

商品動画≫bilibili

スクリーンショット

 

(これは想像してたのと違った。チュー 「摇头娃娃/首振り人形」というよりも、「摇头立牌/首振りアクスタ」と呼ばれるものだと思います。定番グッズのようです)

 

D:CDセット
99元
・CD(歌詞本付き)
・トレカ(5種類からランダムで2枚。1種類はレア)
・自撮りトレカ(3種類からランダムで1枚)
・折り畳みポスター
・峰峰の自筆しおり(4枚入り)

 

E:CD+洋服セット
500元
CD+限定版の洋服(トップス+ボトムス)のセット。
後日スタッフが連絡してサイズなどを確認する。

 

D&E特別抽選
DとEを購入した人の中から抽選で6名にサイン入り未公開写真3枚とサイン入りポラロイド写真3枚が当たる(どれか1枚?)
(細かい抽選条件は省略)

 

F:名誉プロデューサー
3000元
CDのスペシャルサンクス欄に名前が載り、さらに感謝状が贈られる。
印刷できる名前には字数制限があり、(通称を使う場合は)その内容も審査される。この申し込み期限は5月5日0時。

 

G:峰峰の生活一日体験(限定6名)
9999元

  • レコーディング見学。未発表曲の情報を入手し、一緒にポラロイド写真を撮る。
  • ホラー系脱出ゲーム体験。峰峰が専門のトレーニングを受けてキャストとして登場する特別版。中世ヨーロッパの古城の秘密を探る(90分)
  • 手作りレモンティー。バラエティ番組『熊猫出没請注意/POP! UP! PANDAS』で作り方を学んだレモンティー「鴨屎香柠檬茶」を峰峰が作ってくれる。材料が尽きるまでおかわり可能。
  • 手書きスケッチ。峰峰が簡単な絵を描いてくれる。


スクリーンショット
秀动 ShowStart

(脱出ゲームのイメージ画像が雑 爆笑

 

この体験プランの注意事項も興味深い。

 

注意事項

  • 事前にスタッフと連絡を取り、免責同意書にサインする。
  • 体験中の身体接触はなし。現場にはスタッフが付き添い、不適切なやり取りがあれば一時停止できる権限を持つ。
  • この過程は記録してVlogなどで公開する可能性があるため、参加者は肖像権の同意書にサインが必要。顔出しNGの場合は事務所からサングラス、マスク、帽子を提供可能。
  • 開催地は北京。交通費や宿泊費、食費は自己負担。

 

今度は成功しますように

 

こうしたクラウドファンディングはパンダグループ(?)全体では何度か実施したことがあり、内容も似ています。9999元の体験プランは懐かしいですね。これは「団」では全く売れなかったし(チュー)、ネタ項目というか、話題作りのようなものだと思っていたんですが……今回は6名分がすぐに完売したそうです。叫び 

(1名ずつ実施するのか6名まとめてなのか気になる)

 

以前、「団」で同じようなクラウドファンディングをやった時、目標額は達成しながらも色々あって全部キャンセルになってしまったことがあります。今回は何事もなく完了できるよう願っています。お願い

 

完了 おしまい