……と言っても、大層な話ではありません。
先日、中国の企画でAIによる流行曲予測というのを見かけました。当初はこれをメインに書くつもりだったけど、たいして面白い話じゃなかったので簡単に。
AIによる流行予測
これは、とある音楽チャートの新企画です。
詳しい説明は見あたらなかったんですが、AIの予測をもとに、流行の潜在力がある曲を毎週15曲おすすめする、というものだそう。
その第6回では熊猫堂ProducePandasの「世界晩安」も選ばれています。
≫AI流行先听006期(2011/11/02 微信)
微博 全球华语广播歌曲排行榜
ランキングではないので順不同。
文章は曲の解説で、AIとは関係ないと思われます。
AIによる評価は5つ星評価のみで、「世界晩安」は星4つ。
うーん・・・こういうのは選出プロセスや結果についての解説がないと面白くないですね。ただ星4つと言われても。
Tell me tell me why why why?
AIと音楽といえば
中国最大の検索エンジン「百度」では、メタバースやAIによる自動生成コンテンツに力を入れているそうです。
百度には「度暁暁」という擬人化されたAIがいて、自ら作詞作曲し、歌っている曲があります。
MVもAIが作っているというのはどういうことだろう? 絵の生成だけじゃなく編集もAIなのかな? その辺も知りたい。
もうひとつ、これも百度のAIが作詞作曲した(そして不評だった)曲です。
歌っているのは3unshineのCindy。
コミカルな曲という意味では3unshineっぽさはあるんですよね。Cindyが歌うからこういう曲を生成させたのか、それとも曲に合わせて歌手を決めたのか。どっちだろう?
最後。AI作曲による“AI広場舞”。
これはハイテク産業の街として知られる北京市海淀区が制作した作品だそうです。
ハイテクの街で最先端技術を駆使して作るのが広場舞用の曲だというのは面白い。日本だったら「AI音頭」みたいなことかな。
商業音楽や芸術音楽だけが音楽じゃないというか、目的によっては曲のオリジナリティや創造性はさほど重要ではないかもしれませんね。リラクゼーション系とは相性よさそう。AIが個人に合わせて生成する爆睡子守歌とか。
AI作曲といえば
中国におけるAI音楽の先駆者と言えば、yes、熊猫団です。(ウソ)
2016年、AIが作曲した曲を歌う役でCCTVの番組に出演したことがあります。
AIがどんな曲を作ったとしても、採用/不採用を決めるのは人間だから、あまりに変わった曲だと不完全だと判断されちゃったりするんでしょうか? それはちょっともったいない気がしますね。
おしまい