中国の歌手、好妹妹樂隊の秋の曲を1曲、調べてみました。
代表曲というわけではないけど、大好きなので。
愿在秋天死去
作詞・作曲:秦昊
2013年のアルバム『南北』収録
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これは好妹妹の秦昊が竹久夢二の文章に触発されてつくった歌です。
「倘若死的話,願死在秋天--因為可以用手收集落葉」
(死ぬなら秋がいい。落ち葉を手で集められるから?)
ただ、この文章の出典が分かりませんでした。
『夢二日記』か『病床遺録』という話も聞こえてきたけど、未確認。
2012年に台湾で出版された『竹久夢二的世界』(劉檸・著)という本に、同じ中国語訳の文章が出てくるらしい。
こちらのページによると「外欧日記」だそう≫豆瓣
秦昊は「この場面を自分に置き換えて想像するたび、素晴らしい終わり方だと感じる」みたいなことを言ってるようです。
≫百度百科
本当は歌詞を訳せるような語学力は全くないんですが、なんとか解読してみました。いつも通りの妄想訳です
歌詞≫百度百科
愿在秋天死去(秋に死んでいきたい)
(張小厚)
僕は春にこの世界に舞い降りたい
朝一番の光を浴びて
ふたつの黒い目を開くと
そよ風が僕の顔を撫でる
夏にはすくすくと成長したい
故郷を離れ 自由に飛び回る
太陽に向かって夢を追い
月に向かって大声で歌う
(秦昊)
冬には君と出会いたい
ぎゅっと抱きしめ 一緒に老いていく
果てしない大地を共に行く
山河を越え 風雪も越えて
(2人)
秋には何も言わず死んでいきたい
微笑んでこの世界を後にする
地面を埋め尽くす落ち葉に抱かれて
共に朽ち果て 思い出へと変わる
秋には何も言わず死んでいきたい
静かにこの世界を後にする
空を埋め尽くす落ち葉と共に舞い
風の中へさすらい 大地へさすらい
海へさすらい 地平線へとさすらう