またおもしろそうな人を見つけた~

南京を拠点に活動するラッパー、
大包子/DaBozz
です。
百度百科などの辞典サイトにページがなくて、まとまった情報がない・・・
彼女はおそらくインディーズの人でしょう。
少なくとも3年前には音楽活動をしていて、単発の曲は何曲も発表してます。
曲が聞けるサイトをいくつか。
≫≫看見音楽
≫≫酷我音乐(「歌曲」のタブから)
YouTubeは一番下に。

下の記事では好きなミュージシャンや映画を挙げていて、なかなか興味深いチョイス。
特に椎名林檎は崇拝してるそう。
【音楽】椎名林檎、ジェフ・バックリィ、FKAツイッグス、水曜日のカンパネラ
【作家】三島由紀夫、ヴァージニア・ウルフ、アルチュール・ランボーの『イリュミナシオン』
【映画】『めぐりあう時間たち』、『汚れなき情事(Cracks)』
先月は日本に来て、水曜日のカンパネラのライブでコムアイに自分のアルバムを渡してきたらしい。

そのアルバムというのが、先月発売したばかりのファースト?アルバム
『純白之夜』
三島由紀夫の作品にも同名の小説がありますね。
ポスターでは寺山修司の文章が引用されてます。
太深入看夢境,会被夢報復。
(夢を深く見すぎると、いつかその夢に復讐されます。)
作詞・作曲はDaBozz、編曲は一部を除いてglossyfadEという人。
ジャケットやブックレットの写真は日本で撮影したそうです。
純白之夜(纯白之夜/2016)
1. 東京奇幻死者祭(东京奇幻死者祭)
2. 純白之夜(纯白之夜)
3. 凡才譏(凡才讥)
4. Slow
5. 她
6. 虫
7. Loop
8. 包子店
9. 繁星砕片(繁星碎片)
10. 重複想象的頑固(重复想象的顽固)
11. 河流的秘密
12. 秘密的河流
-Bonus Track-
13. Somewhere

なぜか同じアルバムが2種類ある・・・(配信元が違う?)
≫ iTunes (アーティストページ)
アルバムの曲がダイジェストで聞ける紹介動画。
≫≫秒拍

ステージでは着物を羽織ったり狐のお面を被ったりしてます。
ライブ評では「ダークで幻想的」「小泉八雲的」といったコメントを目にしました。
また、フィーチャリングで参加した「雪の詠女」という曲では日本語の歌詞を小唄風?に歌ったりしてます。
この辺の直接の影響はやっぱり椎名林檎なのかな?
≫≫雪の詠女 Anti-General ft. DaBozz (soundcloud)
≫≫雪の詠女 Anti-General ft. DaBozz (soundcloud)
「東京奇幻死者祭」という曲には、
I loved a boy from Tokyo
Dressed up like Sheena Ringo(東京から来た男の子が好きだった。椎名林檎みたいな格好をしてた。)
というリリックも出てきます。

YouTubeで聞ける曲
爵士楽
凡才譏