パソコン CPU簡易水冷キットの修理

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おはようございます、こんにちは、こんばんわん~

141投稿目になります~

 

今回のネタは、私のブログ仲間には不人気のPCネタです。

ブログ仲間の方(バイク友達)はスルーして頂いても…ちょっと気になった方は

読んで頂いても…最下のネタはバイク好きでも受け入れられるかな?

 

今回の修理される方は…Antec Kuhler H2O 620 さんです。

2011.3月ごろ発売のCPU簡易水冷キット。

 

約5年前に使用不可能になったCPU簡易水冷キット

冷すラジエーター(コア)穴が開いて水漏れ…分解して保管。

使えないのはコアだけで、ポンプ一体型水枕は無事に動いた。

 

昨今、中華製のPCパーツが激安で売っていて、物は違えど

ちょっと考えれば、こういうものの修理には勝手が良い。

まぁ下手すりゃ不良品ですけどね…。

 

実はCPU簡易水冷キットの修理は今回で3度目。

1度目はポンプの不動…バラシて叩いたら動いた…昭和のTVか!

2度目はポンプとホースの連結部のOリングの劣化による(100℃以上

でしばらく放置してしまった自分のミス)水漏れ、Oリングを交換して

クーラント入れて修理完了。

 

今回交換する冷却用ラジエータ(コア)

Amazonで…

標準サイズ(12cmファン取付けサイズ)を1047円(税・送料込み)で購入

安いなぁ~

 

使用するパーツ達。

赤い囲いが購入パーツですね。

それ以外は元の部品&以前から使っている物です。

 

元の簡易水冷キットには無い物を追加します、3穴フローメーターです。

これが無いとクーラント(冷却水)を入れていく事が出来きません。

あと、これがあれば水の動きをチェックできます。

Amazonで1299円(税・送料込)です、1000円以上する物とは思えませんが

地味に高い、これでも安い方ですからね(T△T)

前回の修理でも採用してます…600円ぐらいで無いものか。

3穴フローメーターは、1本のホースを切って間に入れるので2つ穴を使います。

あと1つの穴は、クーラント(冷却水)を入れていく時に使いますので…

… なので3つ穴が必要なんです。

 

水冷用フィッティング内径7.2㎜ホース用・継手G1/46個

Amazonで899円(税・送料込み)

ラジエータ(コア)とフローメーターに2個づつ、計4個取付けます。

 

Oリング…以前の苦い教訓を生かして、耐熱性の良いシリコンゴム製に。

だいたい200℃までは大丈夫なのではないでしょうか?

標準の物はたぶんNBRゴムだと思います、これは耐熱温度100度

前後なので…だから以前の物は漏れしまったんでしょうかね(T△T)

Amazonで30個 572円(税・送料込み)

 

まず、ホースのポンプ部接続部分のOリング交換です。

黒い物から赤い物へ~ちょっと小さいけど漏れなければOK!

ホース1本に2個使います、なので4個必要。

 

んで、ポンプに接続ですね~~

挿し込んだら、抜け止め(まぁただのワッシャーです)をビスで留める。

 

ポンプの動作チェックです!

一度ポンプにホースだけ取付けて、桶か何かで水をポンプに吸わせて確認。

どちらのホースから出てくるかも、目視確認しておきます。

 

当然ポンプは動かさないとダメなので、PCのMB(マザーボード)の

ファン電源等から延長し電源を確保します。

この後も、エア抜き等でポンプは動かす為、電源は必要です。

 

実は動画の様にポンプ内に水を循環させるには

ポンプ内のエアをほとんど無くさないとダメ…なんです。

ポンプ内に水を充填しておかないと、エアによって水流が空回りし

水をしっかり流す事ができません。

なのでシリンジ(注射筒)などでポンプ内に水を入れておいたり

電源を入れたり切ったりして循環させエアを抜いておきます。

エアが完全に抜けていない時は、ジジジジジジジ…という様な音がします。

 

またラジエーターコアのエア抜きも重要です。

角度によっては、エアによって水音が鳴る事も在ります。

ラジエーターコア内等(循環経路内)に、少々エアが有っても大丈夫ですし

逆に少々エアが入ってないと、上手い動作をしない事もありました。

何か組み方が悪かったのか、完全に冷却水だけ…というのはダメな気がします。

まぁ多過ぎてもダメなので、程良い所で?

 

※観ていたゲーム実況の声も入ってます( ̄ー ̄)ニヤニヤニヤ

 

お次に購入したラジエータコアにフィッティングを取付け。

※元のコアはクーラントの入出口は生えてました、このコアは

  汎用のコアなので規格のフィッティングが必要なのです。

 

フローメーターの3穴に、フィッティングを3つとも取付け。

2本在るどちらかのホースを良い所でカット、間にフローメーターを設置します。

フローメーターは方向が在りと無いモノが在りますが、今回のは在ります。

なのでクーラントの流れる方向を調べておきます(上動画等で)

あとフローメーターの上側フィッティングにクーラントを入れる為の

赤いホースを取付けて、クーラント注入準備完了。

 

クーラントは本格水冷用のモノ、シリンジ(注射筒)で少しづつ入れていきます。

エア抜きしつつ、エアが出なくなったらポンプを動かし、エア放出を促す…

ポンプを止めてクーラントを入れる…の繰り返し作業。

ラジエーターコアに、そこそこクーラントが入っていったら、あっちこっちに

動かしたり、回したり、軽く叩いたりしてコア内のエアをできるだけ抜く。

 

ほぼエアが抜けたので、余分なクーラントを抜き、注入用ホースを取り

蓋をします(蓋は前回購入した余りを使用)。

 

さて次は…動作&漏れチェックですねー

幸い漏れも無く、良い感じに循環してくれています。

※こっちもゲーム実況の声が入っちゃってますねー( ̄ー ̄)ニヤニヤニヤ

 ちなみにPUBGですね。

 

という事で完了です~

これを後日、最近熱にヤラレ気味のPC003-2号機にインストールです!

ちなみに本当にCPUを冷やすだけの物ですよ~

ポンプの銅の部分がCPUと接触していて、CPUの熱を循環している

水で熱を吸収熱せられた水をラジエータ(コア)で熱変換(冷して)しまたCPUへ

…というサイクルです、車やバイクの水冷と同じです。

※銅の部分とCPU面の間に、密着性を高める専用グリスを塗ります。

 

 

んで、5年前に漏れたラジエータコアが見つかったので~

丸の部分中心に穴開いています(T△T)

生えているクーラント入出口の片方が折れてますが、以前の分解時

ホースが抜けなくて、根本ごと折れてしまった為ですね。

 

まぁポンプさえ生きていれば、何とかなるという実践でした。

合計金額3817円…まぁ安い感じはしないなー (-_-;)

購入価格は6500円ぐらいだったからなぁ…価格分は使ったかな。

今回、楽しめたので良いという事で~\( ̄▽ ̄ )(  ̄▽ ̄)ノ

 

 

余談ですが…

 

ポンプのネジは全てポジドライブネジが使われていました。

ポジドライブ…知らない方も居ると思います。

ポジドライブは一見ただのプラスネジに見えます…

でも専用の形状で専用のドライバーがあります。

…でもまぁ通常のプラスドライバーでも外せたりしますけどね。

通常のプラスより大きいトルクが掛けられるし、なめにくいそうです。

外国製品に多いですね。

ポジドライブ用ドライバー、一応持ってます…私はあまり使ってないですけど、

 

更に余談

Wikipediaによると…

よく見る形「フィリップス形」に似たもので「Frearson」形というのも

在るらしくドライバー先端の角度と先端形状が違うらしく互換性は無いとの事。

要所で使い分けられているらしいですが、一般にはフィリップス形らしいです。

プラスネジに関して、規格が3種類も在るとはね~。

以下参照してください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC_(%E5%B7%A5%E5%85%B7)

 

ポジドライブはネジとの嵌りが凄く良いので、位置が合えばドライバーから

手を放してもネジに留まる事ができます、画像最右。

 

 

 

という事で今回はこの辺で( ̄▽ ̄)ノ"~~

 

※追記 2020.05.18

この記事は何故だか結構見られているので

修正と加筆、それに画像サイズ変更&追加をしました。

部品の値段等は当時のままです。

 

※更に改修 2025.03.11

出来る限り解り易い文章に…できたかなぁ?