長女が小学校を卒業。
僕の病気のため福岡から
4年生の3学期に転校した。
転校後しばらくは
言動と家庭に問題ある友達に
寄って来られて混乱していた。
当初は大人しいと言われた。
徐々に才能を発揮し始めた。
担当係で認められ
6年生で級長になった。
リーダーをまとめる
リーダーになっていった。
友達と一緒に何かを作り上げるのが
とにかく楽しかったそうだ。
先生から絶大な信頼を寄せられた。
大きなスピーチを何度も任された。
先生が困った時は長女に依頼がきた。
本人も楽しく充実した
小学校生活だったと言う。
今回も非の打ち所のない
成績表を持ってきた。
人格面はパーフェクト評価。
学業成績もほぼ満点に近い。
でも、成績表はいつも通りで
そこには親としての喜びはない。
「よかったね」「頑張ったね」
という労いの気持ちだけだ。
卒業式の日の夕食時の会話。
娘「〇〇ちゃん、
私が転校してくるまで
いじめられてたんだって」
僕「〇〇(長女)が転校してきて
イジメがなくなったってこと?」
娘「う〜ん、そうみたい」
妻「話し相手ができたじゃない。
〇〇(長女)が来てから」
僕「そうなんだ。
いいことしたね」
娘「うふっ(笑顔)」
この話はとても嬉しかった。
誰とでも分け隔てなく接し
人を尊重し友達を大切にする人に
育って欲しいと思っているから。
今でも「パパ大好き」と言って
チュー・キュー・タッチしてくれる。
母には「パパみたいな人と結婚する」と
言ってくれたそうだ。
これも素直に嬉しい(笑)
子育てはかなり意識してやって来た。
色々なロールモデルから学んだ。
コーチングを子育てに多用した。
子供を思い通り動かすためではない。
主に親としての自分を作るために。
僕はコーチングを教えているが
コーチングは人を育てる技術だと思う。
だから自分の子たちがどう育つかは
僕にとって最大の関心事であり
最重要のことだと思ってきた。
コーチングはまず自己を高める技術。
他人に影響を与えるのはその後だ。
子は邪魔しなければ自然に育つ。
子育てで変容したのは僕の方だった
小学校時代は
娘にも素晴らしい経験であり
僕にも素晴らしい経験だった。