信仰とはなにか? いかにしてそれは生ずるのか?
あらゆる信仰は真なりと思い込むことである。「権力への意思」
ニーチェが生きていた時代の2大常識はキリスト教的なものの見方と
西洋哲学的なものの見方です。
ニーチェは哲学者として、その価値観を疑い批判しました。
この世は神の意向によって作られたものであり
人間は神の思いにかなうように生きなければいけない。
それが「モーゼの十戒」でありこの教えを守ってきたのがユダヤ教です。
キリスト教は、歴史は神の計画したものであり、歴史の最後には「最後の審判」
があり、神が全人類に裁きを下すと考えられています。
ニーチェはこれらの宗教的価値観を一つの遠近法的思考にすぎないと言って批判します。
キリスト教は自分たちを正当化するためにの憎むべき相手(ローマ人)を悪としていると
いっています。つまりローマ人は奴隷の上にたった強さ、富の属性であり
その対極の弱さや貧しさがキリスト教の善であるとした奴隷道徳だといっています。