最近始めた趣味。
漕艇(ボート⇒一般にはレガッタという方が分かりやすいかもしれません)。
9月で乳癌手術から3年が経ちますが、
乳癌になる前、
たまたま昼の時間帯にTVで放映していた
「激流」(サスペンスもの)の冒頭シーンで、
主演のメリル・ストリープが
シングルスカル(1人乗りボートをそう呼びます)に乗って、
都会を背景に河だか海だかの水面を
滑るように漕いでいる。
そこにはオールが水面を掻く音と、
漕ぎ手が呼吸をする音だけ。
静と動を併せ持つ世界観に魅せられ、
実際に見てみたい、体験してみたい…。
そう思ってネットで調べていた矢先に、
乳癌が発覚。
手術をすれば、当分の間は腕を思うように動かせなくなる。
次第に諦め、
術後も自分の事やそれ以外、
あまりにも様々な事が起こり、
心の奥に閉まってしまいました。
今でも仕事が出来ていない状況は変わらないのですが、
経済的な面で許す限り、
今を楽しみたい。
そう思える様になった時、
閉まっていたボートへの思いが再び湧き起こり、
体験乗挺が出来るクラブを近場で見つけて参加。
乗挺2回目を終了した時点で、
正会員となりました。
ちなみに、このボート競技、
1人乗りよりも、どちらかといえば
団体で乗挺する方に主眼が置かれているので、
“孤独を楽しむ静かなボート乗り”
という私の想像していた世界とは全く違いました。
術後、体質が変わったのか、好みが変化したのか、
今まで飲まなかったビールが美味しくて美味しくて堪らず、
毎晩、というか昼からビールを飲んでいたのですが、
メンタルやフィジカルの調子が戻らないので
薬膳の勉強を始め、
ビールは身体を冷やし過ぎるという事で、
ワインにシフト。
これが正に転機といいますか…。
元々ワインはあまり体質に合っていなかったのか、
少し飲む度に脳貧血を起こしていたのですが、
今は普通に酔うくらい。
ワイン、と一括りにしても味は様々。
けれど、自分の好みの味のワインを見つけるのは
結構難しい。
お店で全部試飲出来る訳じゃないですし。
適当にスーパーで大量に売られている銘柄を飲んでいましたが、
最近良く行くようになったご飯屋で知り合った、
飲み・飯友に誘われて、ワイン講座を受講。
働いていない身には贅沢な趣味になってしまうので、
体験だけさせてもらって終了。
そう思っていたのに、
これが楽しい、面白い、奥深い。
そして、
やはりスーパーで売られているものとは、格段の差。
美味しい!
まあ好みもありますが。
…結局、受講を決めてしまいました。
ただ私、
趣味は広く浅く、
興味もコロコロと変わる所があり、
更に双極性障害。
始めてしまった2つの新たな趣味が、
躁状態の時だったのか…。
いつもそうやって短期間にのめり込み、
やがてフェイドアウト。
趣味だけに止まらず、大体全てにおいて。
周りからすると、
あまり良い印象じゃなかったり、
信用出来ない人と思われたりする。
それが一番悲しい。
そう思うと、
殻に閉じ籠り、
やがて引きこもり、鬱状態。
姉の死から2年が経ち、今月。
罪悪感という呪縛から少しだけ解き放たれた思いがして、
前へ前へと、心に推進力が加わって来た様です。
人様にどう思われるのか。
それは私の預かり知らぬ事で、
どうにもならないもの。
人生は秒を刻む砂時計の様なもの。
この息をする一瞬を楽しむのは、
他の誰でもなく、私自身。
そんな心の変化は、
まだまだ小さな泡でしかありませんが、
今、私は、
確かに楽しめている。
それが何より嬉しいのです。
昨夜は、
ライブレストランに行き、
クラシック&料理&ワインを堪能して参りました。




