
もう30年以上前のCDアルバム。
麗美『夢はおいてませんか?』
多分「誰、それ?」
そう思う人の方が多いかもしれない。
私が10代の終わりに出会った、
今でも大切な、大切なアルバム。
その中の一曲。
『傘はおいてませんか?』
麗美は沖縄県出身のダブル。
松任谷正隆、松任谷由実夫妻の秘蔵っ子としてデビュー。
後にアメリカへ渡り、
映画音楽などを手掛けるようになる。
少し前にDAOKOがカバーした
「Forever Friends」も、
“REMEDIOS”として活動する様になった
麗美の曲。
話しを戻して。
『傘はおいてませんか?』を初めて聴いた時、
比喩的表現がさっぱり理解出来ず、
英語詞バージョンも収録されているけれど、
ますます分からず。
けれど、この歳になって
ようやく心に“ストンっ”と
落ちてきた。
…今頃である。
歌詞は“失恋”に準えている様に捉えられる。
けれど今、心にようやく落ちてきた詞は、
私の人生と交差して、
そして過ぎて行った、全ての人たち。
大切にしたけれど、
別れなければならなかった人。
おざなりにしてしまい、
けれど本当は私に必要だった人。
そしてまた、
新たに触れ合う人たち。
そんな様々な“人たち”が、
静かな雨音の向こうから、
私に語りかける。
「女も男も、つまり人間が大嫌い」
そんな私が
大切に大切にしている曲。
雨の一日。
エスプレッソを淹れて、
久しぶりに、麗美の曲を聴く。
お読みくださって、ありがとうございます。

