けん玉教室 第3回目  ~福島県伊達郡川俣町立 山木屋中学校~ | アイビーの独り言

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加藤りつこのブログ


第3回けん玉教室 全校生徒23名参加。表情が和らぎ楽しそう❤ 嬉しい報告です。








広島と福島を結ぶ会  代表 加藤りつこ 様


 いつもお世話になっています。

本日3回目のけん玉教室を実施いたしました。


いわき市、須賀川市、からの遠路にもかかわらず、

今回もお二人の講師の先生にお越しいただきました。

テストが終わったばかりとあって、生徒たちも笑顔で生き生きと参加していました。 ありがとうございました。


最近の大雨で、広島県のみなさまにも被害にあわれた方々がいらっしゃるとうかがっております。

被害にあわれた皆様が、一日でも早く、平穏な生活を取り戻せるようお祈り申し上げます。


事務担当 山木屋中学校 教頭 安田雄生 





向かって左が吉村さん。右が山木さん。高速で2時間の距離を通ってくださっています。







3回目のけん玉教室を実施された山木屋中学校の教頭先生からメールが届きました。

今年の4月から、毎月一回、日本けん玉協会の有段者である、山木弘行さんと、ご友人の吉村さんがけん玉講師として、山木屋中学校の全校生徒23名をご指導くださっています。

先日6月29日に、3回目のけん玉教室を開いてくださいました。


この企画は、「広島と福島を結ぶ会」 が、福島支援の一環として取り組んでいる交流事業です。




2014年11月山木屋中学校 校庭は除染作業員の車で埋まり校舎は生気を失って。 撮影・延和聰







山木屋中学校は、原発事故により地域全体が避難し、学校も移転しました。

しかし、住民の多くは県外や他の地域に避難された方々が多く、山木屋中学校の生徒も激減しました。

当時から川俣町立川俣中学校の4階を間借りして授業を再開され現在に至っています。

そのため年々生徒数は減り、今年度は全校生徒数が23名になったとのことでした。




間借りしている学校の通用口が山木屋中学校の玄関。生徒と先生が手彫りで作ったプレートに胸が詰まる。 2014年11月       撮影・延和聰








生徒たちは間借りしているという遠慮から、グランドを使うのも避けるようになり、人数が足りなくてクラブ活動もできないため、外で走り回って遊ぶこともしなくなったと、先生方は心配されていました。


そんな事情を聞いて、教室でもできるスポーツをと、考えてくださった村田均整の村田先生が、広島県廿日市市発祥のけん玉をご寄付くださいました。

一昨年、生徒たちは休憩時間には、インターネットで技を学びながらけん玉の練習をしていたそうですが、やはり我流では難しく、けん玉はそのまま教室の隅に追いやられていたそうです。




被爆アオギリも見事に花を咲かせています。福島の子供たちも必ず見事に咲いてくれるでしょう。     撮影  内藤達郎






それでは、折角いただいた村田先生のご厚意が無になると、私たちメンバー全員で話し合っていた時に出会いをいただいた、けん玉協会広島支部の有段者の方のお口添えで、福島県の会員の方に出会うことができました。


毎月1回、生徒たちにけん玉の基礎から教えていただいて、有段者の技を目の前で見ることができれば、彼らの気持ちも変わるのではないかと、話し合い、講師への謝礼は、「広島と福島を結ぶ会」 が援助させていただくことを学校側へ打診してみました。

校長先生はじめ、諸先生方も大変喜んでくださり、今日に至っています。




被爆アオギリの花がたくましく咲きました。                    撮影  内藤達郎







先日、講師の山木さんに電話してお話を聞かせていただきましたが、生徒たちの表情に変化が表れてきたそうです。

最初は、お客さんのように表情が硬かったけど、今は目標を掲げて練習に励む者。

楽しみながら練習する者。

それぞれの顔に余裕の笑顔が見られるようになり上達してきました。


という嬉しい感想をいただきました。

頑張れ!! 山木屋中学校の子供たち!!

私たちは、広島から皆さんの体力づくりを応援しています。

皆さんの笑顔を応援しています。

皆さんの喜びは、私たちの喜びです。