主演のナガオカ先生の役は、三浦友和・山口百恵ご夫妻の長男・三浦貴大さん
侍の精神で人生を!
サムライ + ライフ = サムライフ
【サムライフ】 という映画を知ったのは先日のこと。
20年前に阪神淡路大震災で亡くなった息子 貴光が、大学時代サークルで一緒に活動していた友、森啓子さんから、急なお誘いがあった。
【サムライフ】 という映画を観に行こうと思ってチケットを手に入れていたのに、観損ねてしまった。 全国の映画館を調べてみたら、今広島で上映されているので、観に行かれるのであれば、チケットをお送りしたい。
このお話をいただいた私は、今精神的に何足ものワラジを履いたような息詰まる想いで毎日を過ごしている時期。
一瞬躊躇した。 でも、何故か次の瞬間心は前へ動いた。
『観たい!』
そして、即答のメールを彼女へ送った。
『ぜひ観に行きたい』 と。
昨日郵便受けに彼女からの封書が届いていた。
【熱い想いが人を動かす・・・そんなストーリーのはずなのですが・・・】
誰かのために生きる
それは決して誰かのためだけではない
自分も生きるエネルギーをいただいている
無謀だと思われる夢でも熱い想いがあれば実現できる
情熱の周りには人が集まるから
たった5人で夢見た理想の学校はただの夢では終わらなかった
その5人が10人、20人と賛同者をつないで行ったから
私は、上映時間の約2時間、涙の乾く暇がなかった。
ダッセン(脱線)教師、ナガオカは、無一文から学校を作った。
私たち 【広島と福島を結ぶ会】 も、資金ゼロからスタートした。
代表のナガオカの苦悩や喜びが、私の中で重なる。
自分の理想と違う学校を退職したナガオカは、自分の居場所が欲しかった。
仲間の誰もが同じ気持ちを持っていたことで、暗礁に乗りあげても船は転覆しなかった。
私は子どもを失って、帰る場所が無くなった。
自分も他の人たちと同じように、基盤となる居場所が欲しかった。
私の周りに集まってくれた仲間。
彼らは、私の家族のような存在になり、大切な居場所となった。
ナガオカが自分と重なり、一歩一歩前進する様子が、私に勇気と希望を与えてくれた。
私も仲間の存在がより大切に感じられ、感謝の念は膨らんでいった。
勇気と希望を与えてくれる居場所 (平和公園) 内藤達郎・撮影
私が今、この時期に、この映画と遭遇したことの意味を考えさせられ、全ての出遭いは必然であることを、改めて思った。
その火付け役が、亡き息子・貴光の友人、森啓子さんであったこと。
また、彼女が貴光の手紙をブログにアップしてくれていて、奥野勝利の目に留まったこと。
その不思議なつながりに、改めて感謝すると共に、生きる希望をいただいている。
仲間は家族。
仲間あっての今。
感謝の涙が溢れて止まなかった。
ありがとう。私の大切な仲間たち。
パーフェクト サークル。
ロビーの中央に円形の受付、チケット売り場とパンフレットなど販売コーナーが。
【サムライフ】 は、サロンシネマ広島 で、5月22日(金)まで、一日一回上映されている。
ぜひ! ぜひ! 皆さんにご覧いただきたい映画だ。
でも、あと3日しかない・・・