熊本からの熱い風が | アイビーの独り言

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加藤りつこのブログ

森本順子・絵本「わたしのヒロシマ」原画展二日目・5月18日(火) テレビや新聞報道をご覧いただいた方々が大勢ご来場くださいました。



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 18日中国新聞朝刊に掲載された記事

 その他、朝日新聞・毎日新聞・広島ホームテレビでも報道されました。



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 原画の前で熱心に鑑賞される智子さん


ご来場者のお一人に、私たちスタッフも大感激した方がいらっしゃいました。

熊本から日帰りで来てくださった智子さん!!

私がこのブログで、5月2日に絵本原画展開催の記事を掲載したのですが、その記事を読んでくださった方なのです。



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   広島駅北口にて智子さんを待つ



彼女は障害を抱えた方々をサポートされているため、前夜は夜勤だったのですが、翌朝お休みしないでその足で電車に乗り、1時間半かけて博多駅へ・・・そこから新幹線で1時間。広島へ来てくださったのです。

感激で胸がいっぱいでした。智子さんにとっては初めての広島とお聞きしたので、原画展を見ていただく前に、原爆資料館と平和公園をご案内しました。

ボランティアでガイドをされている、NPO法人HPS国際ボランティアの内藤さんに説明をしていただきました。

私も広島市民でありながら知らない事がたくさんあることに気づき、大変貴重な時間をいただきました。



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  平和公園を一望しながらのお食事



その後、私たちは絵本原画展会場の被爆建物 「旧 日本銀行広島支店」へ移動して、作家の森本順子さんや主催者の佐藤広枝理事長に、智子さんをご紹介しました。

お二人とも大変感激され、広い会場全体が温かい空気に包まれました。

智子さんは原画の一枚一枚をゆっくりと丁寧に鑑賞されたり、森本さんとの会話の中からすてきな言葉に心を傾け、時にはメモされている姿に私も感銘を受け、智子さんとの出会いに感謝しました。



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       森本さんの絵本


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       森本さんの絵本


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   理事長の佐藤さんと智子さん



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     サインされる森本順子さん


限られた時間ではありましたが、私の心の故郷のような「赤い屋根」という丘の上の喫茶店へ、智子さんをご案内したく、原画展会場を後にした私たちは、広島市の中心街から車で北へ30分くらい走り「赤い屋根」へ移動しました。



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    丘の上の喫茶店「赤い屋根」



その頃から小雨が降り始め、「赤い屋根」の窓から一望する広島市街は霧のベールに包まれていましたが、それもまた幻想的な眺めとしてすてきですね。と言ってくださった智子さんと共に、心に焼きつけたあの刻のあのシーンは忘れられない思い出となりました。



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     楽しく語らう智子さんとママ



赤い屋根のママも大変喜んでくださり、豊かな時を持つことができました。窓辺に置かれたアジサイの花が、小雨に煙る灰色の空間で、ひときわ鮮やかな青紫色の光彩を放っていました。



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      広島市街を一望して



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        窓辺のアジサイ



ヒロシマの心が、熊本へつながった日はもう「昨日」の出来事として、新しいページの下で歴史を重ねてくれています。「明日」は何色のページが重なるのでしょう・・・・・。