僕らが…… | アイビーの独り言

アイビーの独り言

加藤りつこのブログ

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☆☆『また元気に一年を重ねた証に。僕らが還暦になる頃にはちゃんと60本とどけるからね。一日一日、大地を踏み締めカトママも長生きしてね。これからも僕らの素敵でパワフルなママでいてください』☆☆

思いがけない母の日の贈りものが届いたのです。


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 クロネコが届けてくれたカーネーション



NHK神戸放送局のイマジョー・アナ
一昨年の秋に番組での取材で出会ってから、惹かれるものがあって今日に至ってるのです。彼は私を『カトママ』と呼び、私は『イマジョー』と呼んで親しくさせていただいています。
出会いは偶然ではなく、必然だと言われていますが、私もひとつの出会いから、不思議な出来事に繋がる状況を見る度に、納得し確信を得るようになりました。出会いがなかったら、今、私は此処に生きてはいなかったかも知れません。

たった一度の取材がご縁で昨年、今年と母の日に彼と私の亡くなった息子・貴光の年の数だけカーネーションを贈ってくださったのです。
彼らの年齢が偶然か、必然か同じだったのです。

昨年は35本のカーネーションを。

今年は36本のカーネーションを。


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      カーネーションの花束



箱を開け、一本、一本丁寧に水切りし花瓶に生けていくうちに、イマジョー・アナのさりげない優しさが伝わってきて、私の心に幸せだった日々のひと駒ひと駒が蘇ってきました。
哀しみの歳月を歩む日常で、その思い出のシーンには蓋をして生きてる私ですが、今日届いた36本のカーネーションへの彼の想いを感じた時、蓋を取り外すことができたような気がしました。
『僕らが還暦になる頃にはちゃんと60本とどけるからね。』
彼は、同学年だった貴光と一緒に、彼らの年齢の数だけ、お花を贈ってくださったのです。

だから、彼らが還暦を迎える時には、60本のカーネーションを贈るから、私に元気でいて欲しい。って・・・

一人息子を失ってから、もう二度と聴くことはないと思っていた『お母さん』という呼び名でした。

母の日に『お母さん、ありがとう』のメッセージは届かないと諦めていた私ですが、出会って、まだ二年目の青年から今日一番に贈られたこの贈りものに、懐かしい母の心をなぞることができました。


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お母さんありがとう のシールが眩しい



ベースやピアノの奏者として演奏会に出演する彼はすてきです。
クラシックからジャズまで、音楽に精通している彼は自局の番組で制作、司会、演奏という大役を果たした実績も持っています。

その上無類の読書家という魅力的な青年ですが……
いつ寝ているのでしょうかね?
温かい心のこもった贈りものありがとう!
健康を気遣ってくださりありがとう。
そして……
出会ってくださりありがとう。



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     36本のカーネーション