絵本「わたしのヒロシマ」表紙と裏表紙
特定非営利活動法人 ＨＰＳ国際ボランティア
理事長 佐藤広枝
《 絵本「わたしのヒロシマ」出版へのご協力のお願い 》
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度NPO法人 HPS国際ボランティアは、絵本『わたしのヒロシマ』をヒロシマから出版する計画を立てました。
作者 森本順子は、シドニー在住でオーストラリアでは著名な画家・絵本作家であり、その作品は高く評価されています。
この絵本は、オーストラリアでは、児童の平和教育の副読本として採用されています。日本では、英語版は、広島市内の広島女学院中学校の平和と英語の副読本として採用され、また原爆資料館内で展示販売されていますが在庫不足の状態です。日本語版は、残念ながら休版になっています。
この絵本は、作者 森本順子の被爆体験です。
戦時下とはいえ、一般市民が日常生活で想像だにしなかった悲劇がたった一発の原子爆弾の投下により突然もたらされた様子が画家としての確かな観察力と筆致で描かれており、芸術性の高い作品に仕上がっています。
この原子爆弾による悲劇は、遠い過去の出来事ではありません。
現在、使用可能な核弾頭は、公式発表では１４カ国に8,400発配備されています。この悲劇は、どこの国でも起こり得ることであり、今、私たちの日常生活の上に突然起きたとしても何ら不思議ではありません。
私たちは、絵本に日本語と英語を併記することにより児童、生徒の英語力の向上と国際感覚の醸成に役立て、各分野でご活躍のヒロシマ出身あるいは在住の方々のメッセージを頂き、核兵器廃絶・世界恒久平和実現という『ヒロシマの願い』をここ平和の聖地から世界へ発信したいと思います。
活用方法は、修学旅行や観光、平和学習などで平和公園の原爆資料館を訪れる日本国内外の児童・生徒に広く無料配布する、広島市内の小・中学校の平和教育の教材として使って頂くなど、一人でも多くの児童・生徒の手に届けるため、広島市民の皆様と知恵を出し合っていきたいと思います。
どうか皆様のご理解とご協力を頂きたくお願い申し上げます。 敬具
昨年６月中国新聞記事 森本順子さん
絵本の出版を、私たち市民の手で出版することになりました。
それに伴い、絵本『わたしのヒロシマ』の原画展を開催します。
期間・・・５月１７日(月)～３０日(日) ９時～５時
会場・・・旧 日銀広島店 広島市中区袋町５ー２１
※５月２２日(土) PM １時絵本と詩の朗読 井野口慧子(詩人)
また、作家の森本さんは被爆後遺症で闘病中ですが、この原画展のために、来日されます。
会期中、体調を考慮しながら畳３畳大のキャンパスに、ペインティングされます。
昨年１１月８日のライブ・ペインティング
森本順子さん （ｐｈｏｔｏ ｂｙ Ｔ．Ｎａｉｔｏ）
その他、二つの世界遺産となった、原爆ドームと宮島の写真展（撮影・内藤達郎）も行います。
原爆ドーム （ｐｈｏｔｏ ｂｙ Ｔ．Ｎａｉｔｏ）
宮島 （ｐｈｏｔｏ ｂｙ Ｔ．Ｎａｉｔｏ）
皆さまのご来場を心から願っています。
なお、この出版の趣旨にご賛同いただける有志の皆さま方に、ご協力、ご協賛いただきたく、１口 1,000円のご寄付をお願いしています。
併せてよろしくお願いいたします。
☆第２１回 広島市民平和の集い
絵本『わたしのヒロシマ』原画展
入場料 無料
第２１回広島市民平和の集い（絵本原画展）
☆第２２回 広島市民平和の集い 『親子で考える平和な世界』フェニックスホールにて開催（チラシ完成次第掲載します）
このイベントに、奥野勝利(マサくん)のコンサートがあります。
入場料 １０００円
昨年第１８回広島市民平和の集いで
被爆ピアノを弾いて歌うマサくん
（ｐｈｐｔo ｂｙ Ｈ．Ｉｔｏ）
５月(第21回)と７月(第22回)の平和の集いの実行委員会が５月１日に発足し、私はその副委員長を任命されました。
今年7月３０日の、フェニックスホールでの第２２回広島市民平和の集いでのステージは、オープニングやエンディングの他、絵本の朗読などのバック・ミュージック全般を、マサくんが作曲しプロデュースします。そしてコンサートと、彼は大変重要な役割をいただきました。
私も実行委員として、二つの企画が皆さまの心に深く刻まれるためにも、マサくんのバックアップのためにも微力ながら心を込めてお手伝いしたいと思っています。
皆さまと感動のひとときを共有できますように・・・