食べログでの紹介記事名
スタイリッシュかつ欧州風のリゾート空間で頂くイタリア料理店
(Cafe Dining 彩雲)
【お断り】
この記事は、メインブログで紹介すべき内容のものを、生じた事態が事態だっただけに、こちらへ緊急(先行)発表するとととなったものです。
従って、ほぼ同じ内容のものが、のちにメインブログでも紹介することとなります。
あしからずご了承ください。
【はじめに】
こちらは、とある依頼者からの期待に応えるため、アクアパッツァを食するという予約をしてのぞんだお店だった。
しかし、その1回目の訪問時には、アクアパッツァが用意できないと言われてしまい、しっかり空振りとなったことから、改めてそれをリクエストしたうえで、この企画において2回も訪れた唯一のお店でもある。
【アクセス】
JR西千葉駅西口(南口)から徒歩2分。
駅のロータリーからお店の看板が見えるため迷うことはなさそう。
(外観から、若干閉鎖的な雰囲気も感じられるが、お店の看板上ではカジュアルなお店だという。しかし、内観を観ることでその意識は誰もが変わることと思われる。)
【ジャンル】
お店にダイニングカフェという冠文字があるけれど、くつろぎ感を演出というよりはリゾート感を演出しているイタリアンのお店であるといっていいでしょう。
(店先には、メニュー代わりの看板もある。)
【雰囲気】
小綺麗でオシャレなレストランといった感じ。
店内はダイニングソファがある席もあって、モダンリゾートを演出している様相だ。
(この日のメニュー。当日限定のメニューもあるようだ。)
【コスパ】
イタリアンとしては、価格の設定として結構お高めのレストランという印象。
加えてドリンクは、やや高めの設定とお見受け。
(こちらのお店はイタリアンのお店のはずだが、お通しがあるという居酒屋システムを採用。事前チャージ料代わりなのかも知れないけれど・・・これって日本における居酒屋の独自文化って皆さんご存じでした?外国には、こんなルールはないし、もちろんイタリアにもない。)
【お味(一回目)】
サラダ「海老とアボカドのもてなしサラダ(ハーフ)880円」に関しては、味が美味しすぎてマジで震えたww
酸味が嫌いな、自分であっても、お店のドレッシングは、この野菜にマッチする絶妙な味わいと酸味だったしな。
(こちらが当該サラダ。美味しかったけど、ハーフサイズのテイで880円って・・・ね。でも不思議と、ウイスキーと合ったりするから面白い。)
また、「本ズワイ蟹のペスカトーレ(1980円)」をメインで頂いた。
麺は中細であって、アルデンテよりわずかに柔らかい、絶妙で自分好みの茹で加減は、こちらの希望が透けていたのかと思うほど。
しかし、味が強めで塩味も濃い目でちょっと残念。
さらにカニ爪がちょっと冷たかったのは、ご愛敬とされる範囲で良いものだったのかな?
(ペスカトーレ。パスタ一人前2000円ってことは、カジュアルなお店ではないということを暗に示している。この時点でオレみたいな貧乏人が2回目に来ることは諦めておかなければならなかった。つまり、オレの判断ミスはここから始まっていたのだ。)
【お味(二回目)】
この日はドリンク以外、リクエストしておいたアクアパッツァのみを頂いた。
本来であれば、残りのスープでパスタやリゾットをお願いするところ。
しかし、提供されたのは、思いっきり3~4人前のアクアパッツァが提供されたことに伴い、さすがの自分もアフターの依頼は諦めた。
なお、こちらのアクアパッツァは、他店のそれと大きく異なり、メインの金目鯛はともかく、その他大量の具材が盛り込まれたものを「アクアパッツァ」として提供してきたのだ。
たとえば他店ではまず見かけることの無いパプリカ、玉ねぎ、ブロッコリー、エリンギといった野菜類、ほかにはムール貝について剥いたものが大量に入り、タコ、シラスも投入されていた。
これが、もしこのシラスを複数の魚種として扱えば、もうそれは定義的にブイヤベースというジャンルになるのだが・・・
もちろん食べ始めは美味しかったが、この量を一人で食べるとなれば1時間以上かかるわけで。
終盤は当然冷えたスープ越しに冷たくなった魚介類を食べることになる。
冷たくなった料理、特に魚介類なんて、どれだけ美味しさを損ねてしまうことなんて、説明なんかしなくてもわかるよな。
(ちなみに)
自分の信念でもあるので、出されたものは骨までしゃぶり尽くして完全に食べきったことは申し添えておきましょう。
(こちらがモリモリで提供された”アクアパッツァ”としたもの。30cm超の金目鯛がまるまると入っていることはともかく、その他具材がそれ以上に盛り込まれている。右上に大きめの海老が3匹入っている時点で3人前以上で用意されたものともいえるのだが。)
【アクアパッツァの追記】
提供された瞬間、まず見かけないフォルムにめちゃくちゃ仰け反ったのだが、これって前述(画像)のとおり、見た目は完全にブイヤベースだよね。
今回提供されたものは、トマトベースのスープにコショウやニンニクが程よく効いたほぼ煮込み料理であり、スキレットで提供されているからこそ魚はオリーブオイルで焼いたであろうからアクアパッツァと呼んでもいいけれど、これを鍋で出したら鍋料理(=ブイヤベース)だろう。
なお、具材は前述で述べた以外にも、ホタテ、まあまあサイズのエビ、イカが投入されており、むしろアクアパッツァに必須のケッパーやオリーブは確認できなかった。
【そのほか】
話が前後して恐縮だが、ドリンクのウイスキーについては、すべてハイボールにも変更可能とのこと。
また、人員的にシェフとホール担当のワンペア(2名)でお店を取り回しているため、三組も客が入れば、席はかなり空いていてもかなりバタバタしている感じだった。
【PS】
アクアパッツァは3000~5000円の時価という設定であるというのが、こちらのお店の公式ページでの紹介。
実際にあるお店のメニューにもその記述があるので、それを真に受けていたワタクシ。
初回、空振りに終わった際は「次、一人で来ますが2人前くらいなら普通に食べるのでアクアパッツァの用意をお願いします」と次回のリクエストを行ってから辞去した。
ところが、再訪時に生じた出来事こそ、この有様であり、用意されていたのは2人前はおろか3~4人前でしょ。
しかも、魚料理であるはずの料理が、魚以外にも大量の具材がふんだんに使用されていて、単品価格が「コチラ6800円です」ってどうなんだろうか?
だったら少なくても、事前に確認しておくべきではなかったのではなかろうか、また事前通知の一つもなく、それってどうなのかしら?
それにこれは、よく言って「本人の了承なき“事前確認”」といい、悪く言えば「立派な詐欺行為」とも言えるだろうし、そう思わないかい?
「確実に一人で来ることが分かっていて、二人前なら了承」という前提がありながら、モリモリの3~4人前を用意して時価設定枠を超える料金の請求って、マナー違反どころの騒ぎでないと思うけどねぇ。
そもそもだけど、これって定義的には「アクアパッツァ」の範疇にあるかどうか微妙だし、見た目は「アクアパッツァ」と呼ぶには、そのボーダーライン内にあるとも思えないがどうだろうか。
まあ、笑えない事態にはなったけれど、これもいい勉強になったと考えるしかないのかしら。
今回の出費は、本来1店舗あたりにおける実地検証料金の3倍相当だったからな、マジで悔しくて仕方ないけど。
(こちらが公式ページにあるものを編集して貼付したもの。時価としながら上限5000円と読める。また要予約としながら、20分ほどお時間を頂きます?どういうこと?)