今日は得意だった頃の話をします。
小学校2年生の頃だったと思いますが、かけ算九九プリントというのものがありました。
一斉にスタートして、全て解答し終えた人から手を挙げて「終わりました!」と申告すると、先生がタイムを教えてくれます。
私はこれで2位以下をかなり引き離して、いつも1位で終わっていました。
終えた後はみんなが解答を終えるのを待つわけですが、優越感に浸っていた思い出があります。
これは自宅で、かけ算九九が書かれたマットを使用していたことが大きかったと思います。
本来は風呂場で使うものだったと思いますが、風呂場以外でも使っていました。
両親からこれを見て九九を覚えなさいと言われなかったはずですが、自然と置かれていて興味を持ったわけです。
「9の段は10の位に同じ数字が来ることはない」などの法則性?を勝手に見つけて楽しんでいました。
まさかこの数年後に数学で躓くことになるとは思ってもいませんでしたが…笑
九九ですから、「暗記さえしてしまえば」ということなのかもしれません。
ともかくこの体験は大きな自信となりました。
一方で、今振り返ると綻びもありました。
ある日、引き算の問題がたくさん書かれたプリントが配られました。かけ算九九のプリントと同様にみんなで一斉に解き始めて、終わった人から手を挙げて「終わりました!」と申告します。
私はこれに大苦戦します。
かけ算九九のように思うように進みません。
なんとか解き終えて、手を挙げようと思った瞬間、別の女子が「終わりました!」と手を挙げました。僕も被せるように「終わりました!」と手を挙げましたが、先生から告げられたタイムは1秒差で女子が勝っていました。
悲惨だったのはここからで、答え合わせをすると、間違いがとても多く大変恥ずかしい結果になりました。
九九は暗記しているものを、素早くアウトプットすれば良いですが、素早く正確に計算する力という点で足りなかったのだと思います。