半年くらい前に読み始めた?
新書をここまでダラダラ読めるとは!
自分の新たな発見でした。
著者の柴田武さんは、1918年生まれのおじいちゃん。
文が柔らかくて、面白い。
「日本語ってこうなんですよ。」
と、さらっと書かれていて、
日本語ってそうなんだ~、
と、素直に読めます。
例えば、
『私はもう八十歳を越え、おそらく七十年以上にわたって文字を書いております。そして私は大学の先生もしました。にもかかわら ず、今も恥ずかしいことですが、辞書をそばに置かないとものが書けません。手紙も書けません。昔は知っていた字を忘れている。二、三日前も、「さつまいも」の「薩摩」という字、「さつまいも」を書くつもりではありません。沖縄のことと関係するので、「薩摩の国」と書こうと思ったんです。「薩摩」の「薩」は草冠に左が「こざと」、その右のほうはどうだったかなとか、「摩」というのはどうも「こする」という字だったかな。琉球は薩摩藩にいじめられたから、「摩擦」だからいいかな。待て待て、「こする」ではなく「磨く」じゃなかったかなとか。』
漢字ってつかみがないのは重々身にしみてます。
おじいちゃんがここまで言うとですね、
あ!なーーんだ!
いいんだ、わからなくても。
と思います。
あとは、
『日本語は吹きだまり文化、格好よくいうと重層文化で、いったん手にしたものは離さない』そうなんです。
日本には、
和語があります。
漢語が入ってきて、しっかり握りました。
英語が入ってきて、やっぱり握っています。
「あかり」・「照明」・「ライト」
同じ意味でも、三つの言葉をそれぞれ共存させている。
『ふきだまり文化』の表現がいいねー。
「日本語が」…、というよりも、
「日本」って変なんだな、面白いんだなと思いました。