ノーランカー中島玲が“下克上V” 前東洋太平洋王者に判定勝ち 「チャンピオン目指すので勝って当たり前」
◆プロボクシング ▽ミドル級(72・5キロ以下)ノンタイトル8回戦 〇中島玲 (判 定) 細川チャーリー忍●(9日、東京・後楽園ホール) プロ3戦全勝の中島玲(22)=寝屋川石田=が、前東洋太平洋ミドル級王者・細川チャーリー忍(36)=金子=を破る“金星”を挙げた。ランカー初挑戦の中島は、序盤から上下に多彩な左を繰り出すと、細川のプレッシャーにも足を使ってリズムの良い攻撃で反撃。両者とも決定打を欠き、勝負は判定へ。2―1のスプリットデシジョンで、中島に軍配が上がった。戦績は中島が4戦全勝(KO0)、細川は12勝(11KO)6敗1分け。 元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕会長が期待を寄せるホープが、初登場の後楽園ホールで躍動した。現在、東洋太平洋同級5位、WBOアジアパシフィック同級8位で日本同級2位の細川に真っ向から勝負を挑んだ。強烈な上下の左フック、ボディーで相手の足を止めた。相手は激戦をくぐり抜けた実力者だが、167センチの中島は13センチ高い細川にスピードでかく乱。「パンチをもらわず、パンチを当てるという狙いどおりの試合ができた」と中島。勝負は判定にもつれ、ジャッジ1人は74―78で細川につけたものの、2人が77―75で22歳の若武者だ。 “番狂わせ”を演じた中島は「勝ったと思いましたが、2―1になって焦りました。(勝ち名乗りを受けて)ホッとしました」と笑顔。「スピードもテクニックも負けていないと思った。自分の中ではチャンピオンを目指しているので、勝って当たり前と思っています」と自信にあふれた言葉で振り返った。東農大2年の時に全日本3位の実績があり、東京五輪を目指した逸材の実力を証明した。 大阪・池田市出身。3歳から空手、キックボクシングを始め、興国高入学後にボクシングを始めた。東農大進学直前、まさかのアクシデントに見舞われた。交通事故でけい椎を骨折した。「首の骨を折って、ボクシングはできないと思った」。2か月入院後、大学に進学したが、ボクシング部にはマネジャーとして入部。だが、2年の時に完治すると選手に。いきなり全日本3位となった。「首にボルトを入れれば安定するが、ボクシングはできないと言われた。だから入れなかった。3歳から格闘技をやっていたので、諦めたくなかった」という。 この勝利で日本ランカー入りに大きく前進したが、中島は「スーパーウエルター級(69・8キロ以下)で戦いたい。すぐにでも戦いたい」という。「まずは日本タイトルに挑戦したい」。世界の強豪がひしめく階級だが、イキのいい選手がまた1人、飛び出した。
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