ボクサーがボクシング始めた理由って色々あると思うんですけど、大半の方が「強くなりたい!」 と思ってボクシングを始めたと思うんですよ。

 

最初は喧嘩に強くなりたいと思ってボクシングを始めた人もいれば、

内藤チャンピオンのように、イジメられた過去があり、強くないたい。と思って、ボクシングを始めた人もいると思うんです。

 

 

でも、私は場合は…

全然、強くなりたい。とか思ってなかったんです。

 
 

 

ぶっちゃけて言いますと、

無理矢理、ボクシングを始めさせられたんです。(笑)

 

 

きっかけとなったのは幼稚園の頃。

当時の私はとても弱虫で、友達と遊びに行っても泣いて帰るような子だったんです。

そんな姿を見ていた父親は、「このままじゃ、あかん・・。」と思ってたらしいんですよ。


 

そんなある日、

私は、怠け気持ちで幼稚園に行きたくない。と言ってしまったんです。

 

その時のことは、今でもよく覚えているのですが、特に理由もなく、ただただ行きたくなかったんです。 

 

でも両親は、

のぶ君が幼稚園でいじめられている!!となってしまい、幼稚園に連絡してしまったんです。

 

そうなると、私もなんとなく、そんな雰囲気になるじゃないですか!笑っ


それからですよ。完全に登園拒否児童になってしまったのは。(笑)

 

 で、父親がのぶ君を強くしてやらなあかん!!とか言い出して、2人の格闘技トレーニングが始まった訳なんです。

 

でも、1人っ子だった私は、まあ過保護に育てられて、基本 弱虫だった訳ですから、格闘技トレーニングは嫌で仕方なく、すぐにでもやめたかったんです。

でも父親が怖くて、やめたい。とか言えなかったんですよね。「のぶを強くしてやらなあかん!」と、父親の責任感?から無理矢理にやらされていたんです。


当時の私の家は、夫婦で喫茶店を経営していて、時間に融通がきいた事もあり、父親とのトレーニングが毎日続きました。


父親は日本拳法を習っていた事もあり、始めはボクシングというよりも、パンチや蹴り、前転、バク転などしたり、ジャッキー・チェンの修行のようなことをしていました(笑)


 

遊びに行きたくても、トレーニングが優先される日々が続いた訳ですから、毎日が苦痛で仕方なかったです。笑っ

 

そんな父親から解放されたの小学6年生の頃。

父親が市内に大阪帝拳ジムがあると知り、ステップアップとして、ジムに通うように言ってきたんです。 


それからは天国でした。

ジムに行くと言って、ダイエーに遊びに行ったり、アニメイトに行ったり、やっと父親から解放された瞬間でした。

アニメイトは、私にとっは天国のような場所でしたから、ジリオンの雑貨とか、メッチャあさってましたからね。笑っ

 

でも、しばらくすると、同じジムに通う友人ができて、共に汗を流すうちに真剣にボクシングをやりだすようになったんですよ。

 

そんな私が今では、ボクシングジムを経営してる訳ですから、不思議なもんです。


幼少の頃、嫌で仕方無かった父親とのトレーニングですが、今となっては、人に負けないものを与えてくれたことにとても感謝しています。

 

自分が子どもを持つようになって分かったのですが、毎日、子どもの為に何かをするってのは、なかなかできることじゃないんですよね。


私が自分の子どもに、人に負けないものを残せてやってるか…というと、なんもないですもんね。笑っ


スポーツでも勉強でも、なんでもそうですが、やはり親の存在は大きいと思います。

 

という訳で、

私は、やりたくもないボクシングをやらされて、チャンピオンになった訳で、やはり親が引っ張っていかないと、なかなかトップにはなれないだろう。というお話でした。



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ゴールデンウィーク。

朝から中2の長男に勉強を教える嫁。グズグズ言う長男を褒めたり怒ったり、、、大変だあ。と思いながら、私は携帯をイジッてます。笑っ