鰻屋にジャズ、である。

最近はめったに食べに行かないが、たまたま先日我慢出来ずに、近所の鰻屋に久々に行った。
不景気の煽りか、商売は厳しいという事か、西麻布の交差点中心に3軒あった鰻屋も30年近く続いた店が1軒廃業し、2軒になった。
まあ、廃業した店は"まずい"と巷で言われていただけに、致し方ないというか良くそこまでもった、のかもしれない。
で、近所の前から贔屓にしている立派に混んでたりする鰻屋である。
先々月だか、鰻の偽装問題があった時は”都内の良質な?鰻屋特集”だかどーかわからないけれど、テレビ局の取材も入っていた。
やばい筋の人にも人気がある。良く、でかい車が何台も道に停められ、SPの人が複数警備していのをみかける。
待ちに待った鰻である。
美味しい。ほくほくしていて、身も柔らかい。というか、久しぶりで感動して食べる。ただ単純に嬉しい。
ここで、突然思いも寄らぬ声が隣から聞こえてきた。
「姉ちゃんよぉー。」お店の給仕係のお姉さんの事である。
「鰻にジャズか?ジャズじゃねぇだろー。なぁー。」
あー関わりたくない感じですねー。隣にいたカップルもピタっと会話を停めちゃうし。見て見ぬ振り。
全く気づかなかったけど座敷にいた小さい子供を連れて家族連れはとっとと帰るし。
「すみません。」と責任者現わる。
男「あのよー。鰻ってーのはよぉー(鰻の歴史から位置づけなどの講釈などをとうとうと。)」
男「でよー、庶民の味なんだよ、それが何でジャズなんだよ。鰻は川魚だよ?ジャズじゃねぇだろー。
しゃれた感じ演出しなくていいじゃねーか。あってねーよ。大体いつからジャズ流してんだ?」
責任者「前は流してなかったんですけど、ちょっと寂しいよね、という声があったものですから。」
男「今のまんまじゃ、絶対つぶれるよ、絶対。」
責任者「ご意見ありがとうございます。検討させていただきます。」
男「おー。鰻はうまいんだからさ、考えてくれよ。」
と言い、男は去って行った。...........................その男こそ、うちの音楽プロデューサー”鈴木健士”な訳
です。
どーやら、久々に食べた鰻が期待はずれだったみたいで、昔っから贔屓にしていただけに頭きちゃったみたいですね。もちろん、来てみたらジャズだった、ていうのも着火しちゃったんでしょー。
昔も色々と意見をいいつつ、付き合って来た”いつまでもここにいて欲しい店だから”の発言か、と。
しかし、食事に合う音楽、シチュエーションに合う音楽を選ぶのって難しいですよね。
良く、静かな店にしたいのなら、音楽を静かに長す、わいわい会話を楽しむ店なら音楽を大きめにかけるといいますね。
また、ジャンルや音楽性なども合わせるのって難しいですよね。
実はまだ読んでいないんですが、J-WAVEの制作プロデューサーである”持田“氏が書いた、
「儲かる音楽 損する音楽—人気ラーメン屋のBGMは何でジャズ?」
というのもあります。何となく、ジャズの効用をどこかで聞いた気もしますが...........。
そういうのを選べるプロフェッサー。それが、ミュージックソムリエですよー。あーやんなきゃ!!
それよりも何よりも!?
鰻屋さんに”たばこ”はないでしょー!!
別に取り立ててエキセンテリックな嫌煙家ではないけれど、
鰻の香りを楽しみにして、お重を開けたその時に、横からふわーってタバコの煙!
これはないでしょー。
どんな時にも最低限の周りへのマナーは大切ですね。