始業式の日
お友達とのトラブルから、学校を飛び出してしまったお子さんがいた。
その子の行動は
誉められることじゃなかったかもしれない。
道理が通っていなかったし、危険なことだったかもしれない。
それでも。
「まず、彼の気持ちを汲んであげられた?」
報告を受けた教頭先生は
そんなふうにおっしゃっていた。
私は本当は勤務日でなかったので
授業もなく、自由に動くことができた。
だから、関係の先生方と一緒に
その子を探しに行った。
公園を見てくるように言われて
自転車で移動したかもしれないその子の行動範囲を考えて
私は自転車に乗って学校を出た。
どんな行動にも
その奥には
その人なりの想いがある。
みんな、それをわかってもらいたいんだ。
わかってもらえたと思えてはじめて
怒りや悲しみが
癒えていったりする。
そうしてはじめて、
自分の行動を客観的に省みることができる
そんなこともあるんじゃないかと思う。
「まず謝らせる」
そこに私は、あまり可能性を感じないんだ。
心の奥に寄り添うこと。
信じて委ねること。
どんな人にも、
より良くなりたい
成長していきたい
そういう心の芽は必ずある。
必ず。
理解できない。
そういう子だから仕方がない。
もしそんなふうに言ってしまう人がいたなら、
それは大人の怠慢だと私は思う。
今
誰にもわかってもらえないような
一人ぼっちのような思いを抱えて
その子は一人でいるのだろうか。
もし、私が見つけることができたら
こっそり何かあたたかい飲み物を買ってあげよう。
それを二人で飲んでこよう。
そんなことを思いながら
あちこちの公園を見て回って、一時間ほどたった頃
学校から連絡が入った。
おばあちゃんの家にいたよ、と。
どの先生も学級活動中で、人気のない職員室に戻って
教頭先生に
「良かったですねぇ。」
と声をかけると
教頭先生はこう言った。
「あの子は安心できる場所が欲しかっただけなんだよね。」
私たち教員には、子どもの安全を守る義務がある。
安全な学校生活を子ども達が送れるように配慮することはもちろんだし
危険な行為に対しては、厳しく対処することももちろん必要なのだと思う。
だけどね、
どんなに自分の価値観に照らして、理不尽に思われることでもね、
その行為の奥には、その子の想いがあるよ。
その想いを感じてくれている教頭先生が
彼の生活の場にいてくれるということ
その想いを聞いてもらえるおばあちゃんが
彼にとって安心できる場があったことに
私はなんだか涙がとまらなかったよ。
良かったなぁって、思ったんだ。
ひとりじゃないね!
全然話と関係ないシュウマイ弁当を頬ぼる図。( ・∀・)
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