懐かしい方からのご連絡がありました。
2年前、赤ちゃんに強い向き癖があり、
生後5か月から
身体調和支援体操&マッサージを始めたママからです。
始めた頃は、強い向き癖や首の緊張、身体の左右差がありました。熱心にケアに取り組んでくださり、根気強く左右差に向き合ってこられました。
ずりバイの頃、ハイハイの頃、
左側がなかなか使えなくて・・・というお悩みもありました。
向き癖は、頭や首だけの問題ではありません。
向き癖が強い赤ちゃんは、
身体の筋緊張が左右違っているので、
動かしやすい側と動かしにくい側ができます。
よく動かす側は、脳に情報がたくさん入り、ボディイメージもできます。動かさない側は、どうしても身体の認識が薄くなります。
向き癖を治すためのグッズもたくさんありますが、
身体の筋緊張の左右差を体操やマッサージで整えてあげない限り、根本的に治すことはできません。
身体調和支援の研修で、町村先生もおっしゃっていました。
保健師時代、向き癖に対応するマニュアルがあったけれど、
一人も改善しなかったと。
人間は、軸が身体の中心にしっかりでき、
左右をバランスよく協調して動かせるようになると、
思うように動くことができるようになります。
生活場面の例をあげると・・・。
例えば食事の場面。
片手に茶碗を持ち、片手で箸を持ち、真中の口に運べるのは、
真ん中に軸があり、左右別々の動きを協調して動かせるからです。
例えば、学習場面。
片手で紙を抑え、片手で鉛筆を持ち、真ん中のノートに字を書くのも同様です。
例えば、運動場面。
サッカーボールを蹴りたい時に、片足を軸にして立ち、片足で蹴るのもそう。
料理の場面なら、
片手で材料を抑え、片手で包丁を動かし、まな板の上の材料を切るのもそう。
私たちは、完全に無意識ですが、
真ん中の軸を安定させ、左右を協調して動かすことで、
日常生活のあらゆる場面を過ごしています。
これは、0歳期の運動発達のプロセスで作られます。
ずりバイやハイハイ、高這いなどの動きを通して、
左右を協調して、バランスよくうごかせるようになっていきます。
一つ一つ、ステップを踏んで、
身体と脳が、生活しやすい状態に発達していきます。
根気強く、温かい目で見守りながら、必要なサポートを続けて2年。動くの大好き、元気いっぱいのお子さんの姿を見て、続けてきてよかったと思うことがたくさんあるとのこと。
ブログでご紹介したいと、メールの掲載をお願いしたところ
快諾いただきましたので、一部をご紹介しますね。
娘はジャングルジムも上まで行くし、ブランコも立ち乗りからジャンプ、うんていは上を渡るとか〜すごく活発ですが転んでも手を出せて。
マッサージをしていて良かったと思うことがほんとに多く。保健師に相談しても解決できなかった向きぐせに感謝です(笑) 今も肩甲骨辺りの左右差があったりしますが、足もしっかりしてないのに膝裏も線が真っ直ぐ?なかなかいい感じ!とかチェックしたり日々楽しんでます。
2歳半前に三輪車、自転車も1人で乗れて〜 これが早いか遅いかとかはどうでもいいのですが(笑)身体調和マッサージで子供の体を整えてあげることで体が動かしやすくなっているなぁ!(きっと体を動かすことで脳にもいい刺激)と感じることができて子供も大人も楽しく成長してるなぁと。
検診時にはお座りができてない、離乳食を始めてない、遅いとか注意されましたが。レッスンを受けていたので全く気になりませんでした。
最近思ったのが嫌がる子が結構いる砂や土、頭や顔に水でも何でも嫌がらない。むしろ好き。
なんかいろいろありすぎて! ほんと出会えて良かったです。
緊張が強いとか、向き癖が強いとか、低緊張とか、
それぞれお子さんの身体の状態は異なりますが、
その状態をありのままに受け止めて
日々、ケアを積み重ねていくことで、
お子さん自身が持っている「育つ力」がどんどん引き出されます。
どのお子さんも持っている「育つ力」
わが子の育つ力を、親の手で引き出してあげられる。
それが、日々の子育ての喜びに繋がる。
身体調和支援の大きな魅力だなと思います。
向き癖はグッズでは改善されません。
身体の左右差を整えて、動きやすい身体へと
サポートしてあげましょう。
「のびっこ」はお一人お一人に合わせて
お手伝いさせていただきます。
今後のご予約可能日はこちら
https://ameblo.jp/nobikko111/entry-12582303479.html