ワレワレは!


とでも言いたそうなこちらの作品は



彫刻家の田島享央己さんの木彫展。日本橋三越で開催中です。



お友達のジュエリー作家プリシラが札幌在住で行きたくても行けないため、代わりに見てきました。

この田島さん。

仏師の家に生まれて何代目かなのですが、作品がまー愉快。


『饅頭をわるタコ』




『ちくわ』(※売約済み)



コーン


どれもお高い作品です。



田島さんは文章もとてもお上手なかたでね。

Twitterで目にしたのですが、この展示に際して三越側からプロフィール画像の提出を求められたので奥様に頼んだのだそうです。

その奥様がうっかりと、そう、誰でもうっかりはあるものですから。渾身の力をもって立川談志師匠の物真似をしている写真を送ったとかで。


なのでプリシラが田島さんの作品展に行きたいとFBで投稿した時にすぐさま


談志の!?



そう、談志の。

と、話が早くまとまりました。


談志師匠風のプロフィール写真のせいで、ご本人がいらっしゃるのもつゆしらず。



豚の奥のヒゲのかたが田島さんです。


ご本人からポストカードと木をいただきました。


えっ、木って?



このネコを作った時の、木。



あ、ありがとう。



プリシラによいお土産ができました。



そしてその足で次なる展示へ。


写真家の幡野広志さんはご存知でしょうか。

昨年からTwitterなどで話題のかたで、さまざまな媒体がこぞって対談やインタビュー記事に載せています。


幡野さんには時間がないのです。


余命宣告をされてからネット上で人の悩み相談にのられていました。

誰でも気軽に相談できるのをいいことに、猟師としての一面を持つ幡野さんは菜食主義者から、動物を殺したバチがあたったなどと心無い言葉を投げつけられもしています。


わたしが神さまだったらどっちにバチをあてるだろう。


幡野さん、このほど出版されました。






そして写真展が開かれているのです。







被写体は息子の優くん。
パパと一緒のお誕生日はあと何回あるんだろう。

と普通だったら言わないであろう『あと何回』なんていうこの言葉も、ご本人がとてもフラットにご自身の死を受け入れられているからこそ言えるの。


そうそう、ぼくが死んだ後のことなんだけどね。


奥さまとの会話に出てくるんですですって。


幡野さんの病気はガンです。
ガンで死ぬことは特別なことではありません。

そう語られているインタビューのひとつがこちら。



このシリーズの(3)に書かれている『ガンはリトマス紙』という例えにとても共感しました。


ガンは本人だけじゃなくてまわりの人の人生が色濃く出る。病気になる前の人との関係が、病気になってから如実に現れる。ということの例えです。


病気になってから家族にあまり丁寧に扱われない人は、病気が発覚するずっと前から家族を顧みなかったせい。それが表面化しただけ。


幡野さんは以前から奥さまに対して気持ちを言葉にされてきたそうです。だから今も、とても親切にされているんだって。


昨日書いたブログで、有事の際とうまくいってる時に人の本質的なものが出ると言いました。


わたしの両親はガンで亡くなっています。家族の中で鳥取から出ているのはわたしだけで、闘病していた当時はことあるごとに後悔するから帰ってこいと言われるのが本当に苦痛で苦痛で。


わたしとしては実家から遠くで生活をする以上そんなことくらい折り込み済みだし、後悔するかしないかはわたしか決める。別に後悔したっていいし。

また家族サイドからは病気の時くらい帰ってきなさい、と思っていたんだろうな。


干渉する家族と逃げるわたしの図式はなにもこの時に始まったものではなく、ずっとずっと以前からありました。リトマス紙とはよく言ったものですね。



幡野さんのnoteもどうぞ。


※引用

つい数日前も“奇跡は必ずおきますから、がんばってください。”とJ-POPな応援をされたけど、J-POPの聴きすぎだ。そして奇跡が必ずおきてたら、それは奇跡じゃない。あなたの奇跡体験アンビリーバボーためにぼくは生きていない。

ガンになったことも、その一年後に銀座で個展をやるのも、たまたまそうなっただけだ。



知らない人の膝に座るときは遠くを見て、背中が触れないようにするんだって。


そのほかの写真はカメラ目線がたくさんあります。いや、カメラ目線じゃなくてパパを見てるんだよな。



幡野広志 優しい写真は11月15日まで
ソニーイメージングギャラリー銀座で。




ギャラリーを出て同じビルにある車のショールームを見ていたら声をかけられた。

先日の『パラレルワールドで待ち合わせ』出版記念トークライブにゲスト出演してくださったSHINGOさんのオンラインサロンの皆さまでした。


みんなで未来の車の前で記念写真を撮りました。車に興味ないくせに(笑)



声をかけられる前の無防備な夫。



どちらの展示も両極端なようでいてそうでもない気がする。


カジュアルに彫刻を楽しみ
カジュアルに死を迎える。






泰三くんの本もスピリチュアルをカジュアルにするために、小説にしたんだよ。




【イベントのお知らせ】


◼️パラレルワールドで待ち合わせ
出版記念トークライブ大阪

【トークライブで話す予定にしているもの(ほんの一部)】

●あなたが望む世界に移行するために必要なこと

●お金と恋愛の悩みから解放された世界にさっさと移行する方法

●誰もが陥るスピリチュアルの落とし穴

●知らないほうが良かったかも?セドナで知ったこの世界の素晴らしき秘密

●今日からあなたの時間の流れは未来からやってくる 


【日時】11月11日(日)13:00~15:00(開場12:30)
【会場】梅田 蔦屋書店 4thラウンジ
詳細・お申し込みは
こちら




◼️癒しフェア名古屋

【日時】11月18日(日)

無料講演は白石泰三が出演、有料ワークショップは白石泰三と野引香里が出演予定で調整中です。