今朝FBを眺めていたら、この映画の投稿が飛び込んできました。
牯嶺街少年殺人事件
※最初の3文字はクーリンチェと読みます。
1990年の台湾映画で、1960年に実際に起こった事件を基に作られた作品です。
台湾の、しかも学園もの(たぶん)とあれば観に行かないわけにはいきません。
台湾の学園もの映画のヒロインはこれでもかと魅力的なんですよね。ヘアメイクがあんまり作り込まれてないせいか、素材の良さがたまりません。
が、1960年ごろというと社会情勢が不安定で、しかも実際にあった事件ですから爽やかだけでは終わってくれないでしょう。
なぜ1日1回なのかって?
上映時間が3時間57分もあるからです。
タイタニックよりも長い。
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園子温監督の『愛のむきだし』も3時間57分。
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でもこっちは途中休憩をはさんだものね。満島ひかりさんのパンチラシーンの連続で長くて上等!て感じですし。
ノンストップで台湾映画。
果たしてわたしの膀胱は耐えられるのか!?
ふたを開けてみたら、飽きることなく4時間楽しめました。なんてこった。(膀胱はギリ←アウトじゃなくてセーフのほうね)
散りばめられたどの伏線も全てが最後の悲劇へと結びつき、15歳の少年たちが当時ああ生きるしかなかったやりきれなさに圧倒されます。
不良グループの対立を主軸に物語は進みますが、仲間だの友達だの俺とお前は兄弟だの言ってますが、対立の原因が全て女の子で、しかも寝返るのが早い。
大人はおとなで保身のためなら友人を欺いたりと、他国に翻弄され続けてきた当時の台湾ならではの渡世術なのだと思います。
東京では二つの映画館で上映中ですが、時間が時間だけに軽はずみにはお薦めできませんね。
ただ、単館系作品が好きなかたにはものすごくお薦めです。象徴的な光と影の映像が美しいの。薄暗いシーンが多用されるのは、そのまま少年たちが手探りで生きている世界の先が見えない闇なのでしょう。
どうしても心配ならあっちのほうはオムツでなんとか、ね。
映画館に向かってる道の途中に見かけたポスターで今日明日代々木公園で台湾フェスタがあることを知りました。
台湾フェスタ♡
なんだか今日は台湾づいてるな、終演後に寄ってみよう。と企んでいたんです。
終わって映画館を出たら大雨でした。
明日出直しです。