妻が脳炎で寝たきりになりました ~めくるめく介護の冒険~ -26ページ目

妻が脳炎で寝たきりになりました ~めくるめく介護の冒険~

「自己免疫性GFAPアストロサイトパチー」という脳炎で妻が寝たきりになり自宅で介護しています。発病から現在進行形までの記録です。
順を追って、傷病手当、行政の障害者支援、介護保険等の情報についても書いていきます。

一昨日の夜12時頃、そろそろ寝ようとしているところに、美大に通う1年生の娘が僕のところにやってきました。

宿題で、実際に美術館に行って作品をデッサンし、400字のレポートと一緒に提出しなければならないけど、まだ美術館に行ってないとのことです。

宿題の期限を聞くと、明日だと言われました・・・

明日って・・・

前日の、しかもこれから寝ようというときに言って来て、どないせいちゅうん!

てなものです。


娘は、提出物など、前日の晩、または当日の朝に言ってくる常習犯です。


ちょっと前にも、これから寝ようというときに、3分程度の動画の絵コンテを明日、提出しなければならないと言ってきました。

娘は、何か、バタフライエフェクト的なストーリーで考えようとしたけど思いつかなかったそうです・・・

僕はそういうの考えるのは好きだけど、時間がなさすぎです・・

妻の寝る前のおむつ替えをしながら、バタフライエフェクト的なものを10分で考え、娘に伝えました。

娘が気に入らないと言ったら、「じゃあ、自分で考えろ!」

と言うつもりでしたが、気に入ったようで、

夜中に、絵コンテを書いて提出したようです・・・


今回は、実際に美術館に行かなければならず(インターネットや画集からスケッチするのはダメだそうです)

絶体絶命かと思われましたが、

インターネットで、午後5時までにデータで提出すればよいとのことでした。

何とか間に合うかもと、『近くの美術館』でググってみると、車で10分くらいのところに「西山美術館」と言うところがありました。

翌日、昼過ぎから、時間を作って連れて行くことが出来ました。

そこは常設の展示として、フランスの画家、モーリス・ユリトロ(1883~1955)の作品が展示してある美術館で、

娘はその画家の絵から、1枚を選びデッサンしていました。

隣りの展示室では、企画展として、日本人画家の中島規雄展がやっていて、僕は娘がデッサンしている間、そちらも鑑賞しながら待っていました。

他にも、世界最大のローズクォーツの球など、世界の銘石がたくさん展示されていて、今度、じっくり見に行きたいところでした。

その日は、妻のデイサービスのお迎えが、14時45分にあり、15時からは訪問看護で看護師さんが来るので、なんとしてもその時間には帰らねばならず、

娘を急がせて、なんとか間に合って帰ることが出来ました。

娘は、16時からバイトがあったので、あと1時間弱の間に、400字のレポートを書いて提出しなければなりません。

僕は、看護師さんが来てからは、摘便のお手伝いなどをしていて、娘の方を見ることは出来ませんでしたが、

何とか課題を提出し、バイトに行けたようです。


慌ただしく、ミッションをクリア出来たようですが、問題がありました。

宿題は、日本美術史概論という授業で出たものなので、当然、宿題は日本の美術品について提出しなければならない筈です。

娘は、美術館の帰りの車の中で、そのことに思い当たりましたが、もう引き返せず、ユリトロで提出してしまいました。

宿題を出した教授は、娘の提出物を見て「何故?」と思ったはずです。