恐怖、あるいは夢の遺伝子ドーピング | 妻が脳炎で寝たきりになりました ~めくるめく介護の冒険~

妻が脳炎で寝たきりになりました ~めくるめく介護の冒険~

「自己免疫性GFAPアストロサイトパチー」という脳炎で妻が寝たきりになり自宅で介護しています。発病から現在進行形までの記録です。
順を追って、傷病手当、行政の障害者支援、介護保険等の情報についても書いていきます。

いよいよオリンピックもあとわずかですね。

前回のショートショートではとにかくオリンピックをネタに書かねばと思い、遺伝子ドーピングの話になってしまいました。

最初はまったくちがうオチを考えていたのですが、インパクトが弱い気がして今のオチにしました。

でも、もし読んでくれた奇特な方がいたら、あっさり終わっていますが、オチの意味は分かってもらえたでしょうか?


ミオスタチン関連筋肥大という遺伝子異常は実際にあって、本当に筋肉量が2倍に成長するそうです。

また、作品では取り上げていませんが、遺伝子操作によって持久力を2倍にすることも可能で、ラットではすでに成功しているそうです。


遺伝子ドーピングは、これから技術が進化すれば、どんどん増えていくだろうと思います。

もちろんスポーツの世界では絶対に許されないことだと思います。

でも、自分としてはもし安全な方法で遺伝子操作により人間の能力を飛躍的に伸ばすことが出来るなら、

それは「あり」ではないかと思います。


現在、遺伝子操作は遺伝子異状による病気の治療や予防など、足りないものを補うことに限って認められているようです。今ある能力をさらに伸ばすというような、付け足すという使い方は認められていないようです。


しかし、身体的な能力を伸ばすことに限らず、遺伝子操作によって、知能やその他の才能を伸ばすことが出来るなら、それは人類を次のステージへまさしく進化させてくれることになるだろうと思います。


将来、妊娠して受精卵の遺伝子を調べたら、その子が成長したときの生涯に罹るかもしれない病気や体質のみならず、容姿、知能、身体能力もすべてパーセンテージで分かるだろうといわれています。

そして、受精卵のうちにある刺激を与えれば、その子の知能指数が130以上になる確率が何パーセントアップするというような操作が可能になってくるようです。


反対派の意見としては、遺伝子をいじくることに対する危険性。主にキリスト教的な、受精卵のうちから一人の人として扱われなければならず、ありのまま自然に生まれてくるのが正しいという考え方。親が子供の将来を勝手に期待してそのような操作を行い、もし思うような効果が出なかったら親は子供に失望するのではないか?とか、子供が成長し親が自分に対してそのような操作をしていたのだと知ったらショックを受けるのではないか等のようです。


しかし、自分も子を持つ親の立場から言わせてもらえば、自分の子供はバカでも賢くても同じようにかわいいけど(というか特に小さい頃はバカのほうがかわいい)、もし子供の頭がより良くなる方法があるんだったら、それは将来の子供の可能性をすごく伸ばすことになるし、本当に自分の損得なしにやってあげたいとは思います。普通に行われている胎教とかもやっている親はみんな同じ考えだと思います。

もし、自分がやられる立場だったとしても、もし昔にそんな方法があったら、ぜひやってくれればと思います。


ただ、もしそのようなことが将来可能になったとしても、そういう操作をするためには、たくさんお金がかかるだろうから、金持ちだけが遺伝子操作で優秀な子供を生み、格差がもう人類の断絶といっていいほど広がってしまうかもしれません。


この問題については、より優秀な子供が生まれると、将来、より国の役に立つという考えから、国のほうで積極的に援助して、希望者は全員、遺伝子操作を受けられるようにしないとならないでしょう。


そして、旧人類と新人類の対決が・・・という話は置いといて、


今、人類が抱えるさまざまな問題は、今のナチュナルな人間の能力で解決できるのか?

とは思います。


遺伝子操作で、頭のいい人が増えれば科学技術も進歩して、いろんな問題を科学の力で解決できるかもしれませんし、地球温暖化についても、温暖化を防止するという方法もありますが、暑さに耐えられるというか、暑いところに住むのに適するように遺伝子を操作できれば、暑いところでも快適に住むことが出来るでしょう。

また、人類が宇宙に移住するようになったら、宇宙生活用に遺伝子を操作することが必要になってくるでしょう。


まあ、すでに生まれてしまった自分自身には遺伝子操作など関係ない話ですが、自分の孫やひ孫ならもしや関係あるかも知れません。もし将来、遺伝子操作された孫を抱くことがあったなら、そのときは、ちょっとどきどきするような気がします・・・