「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」 (TROPIC THUNDER)
コメディーです。しかも、力入ってます。
渾身のブラックコメディー といったとこです。
4人の俳優が主人公・・・
主人公①:ラッパーから転進した黒人俳優(ブランドン・T・ジャクソン)
主人公②:落ち目のアクション俳優(ベン・スティラー)
演技派転向を狙って知的障害者にもチャレンジ。
主人公③:薬物依存症の喜劇俳優(ジャック・ブラック)
「屁」で笑いをとる低俗映画に出演。
主人公④:アカデミー賞を何度も受賞したオーストラリア人俳優(ロバート・ダウニー・Jr)
黒人に扮するため、肌を黒くする手術まで行った。
まずは、そんな彼らが出演するCMからスタート。そして、本編は彼らが主演する戦争映画「トロピック・サンダー」の撮影現場から。
わがままな彼らをうまく統率がとれず、トラブル続出に、精神的におかしくなってくるイギリス人監督。映画会社のボス(トム・クルーズ:禿面の特殊メークで怪演)には、傑作ができなきゃクビにすると脅され、映画の原作者且つ元ベトナム帰還兵(ニック・ノルティ)にそそのかされ、リアルな映像をとるべく、主人公たちを、東南アジアの本物のジャングルに放り出す。
そして、主人公②が麻薬組織に捕らえられ、更にはそのボスが、②の大ファンだったりする・・・
ハリウッド映画作りの内輪ネタ、さまざまな映画の引用、スターのナルシシズム、フィクションと現実の交錯・・・・
こんなのが、笑いのネタです。
映画通であれば、そこかしこに出るネタに、プッ プッ プッ と笑ってまうけども、映画通じゃなくても、本格的な爆発アクションシーンを堪能できる。
銃撃と爆発の合間にお笑いをはさみ、トム・クルーズは延々とダンスを披露してくれる・・・
トム・クルーズ・・・新境地を開拓した?
笑いのみならず、内輪ネタの中でも、なるほどーと感心する豆知識も登場。
とにかく多様な登場人物(本人登場の俳優も)と綿密な脚本。
コメディでも綿密に考えれば力作になるのですね。
ただ・・・ブラックなので(PG-12)ご注意を・・・
