私の甲状腺物語⑦ 術後当日

口渇感強く　嗽をさせてとNsに頼むと　嗽はダメだ。口を湿らすのみと言われた。

何故？？？かなり乾くのだけれど。。。喀痰も濃厚なので嗽をすれば少し緩くなり出しやすいし。。私 、上手に口角から頬を伝って出せる自信があるから。。。ガーグルベースと吸い飲みを持ってきて欲しい。今なら主人も娘もいるし　自分で何とかできるから。。。

もし　全身麻酔の介護をされる方がいましたら参考にして下さい。全身麻酔の後は口渇感著明です。喀痰も出て濃厚です　出やすくする為にも含嗽させて下さい。吸い飲みで水を口の中に入れます。顔を少し横に向けてガーグルベースをしっかり頬にくっつけ 口角の端からちょろちょろと頬を伝うように水を出させます。垂れていくという感じでこぼす事なくガーグルベースで受け止めれます。

湿らすと言っても　ガーゼもなく　何回もテッシュを主人や娘に湿らせてもらい自分で拭いた。

主人と娘が帰ると誰も濡らして渡してくれる人はおらず。。。（帰る前　数枚　濡らしてもらいたかったのだが　それを置く物も無いし。。。ゴミ箱も手が届かないし。。）

しかたがない。点滴で水分は足りるはずだから　朝まで我慢しよう。。。

首～背中にかけての凝りには悩まされた。凝り過ぎて痛くなってくる。かなり苦痛。

身体の向きを変えたいのだが　力が入ると創が痛く自力ではなかなかできない。苦労した。

朝　背部にバスタオルを敷かれている事に気が付く。これってbedに移動させる時の為に敷いていたのだが体位交換の為でもなかったっけ？訪室毎にちょっこっと端を持ち向き変え介助で体圧を変えてくれたならどれだけ楽だっただろうか。。。

何かの手術後の介護付かれる方がいましたら　ちょこっとだけで良いので体圧を変える程度の介助してあげて下さい。又　背中に手を入れてあげても楽になります。

少しギャッジで上げて欲しいと頼むと　頭をあげるとくらくらするので横向きになってとNsに言われた。くらくらする程ではなく５度か１０度程度なんだけれど。。。30度ぐらいまでは良いはずなんだが？

仕方がなく宮を持ったり　柵を持ったり　柵に足をかけて痛みを我慢しながら自力でうんうんと向きを変える。

頭部を動かすと首に力が入り痛くて　片手で頭を持ちあげて片手で枕を敷く。。。

仰臥位の時はタオルを丸めて肩の下に入れてみた。

観察室に時計は無い。時間の感覚が判らない。。

若いDrは主人がいる頃に来たので　１９時～２０時頃だろう。。

主治医のDrが来られたのは　何回も寝入った後だったので　私は朝かと思った。。。

これから外来なのだろうか？（実際は違う）
声は出る？と聞かれ　出ますと答えたが　発声は酷かった(-｡-;

でも　OP直後はちゃんと声が出たので　これは挿管の為の腫れか？創の腫脹してきた為か？と思った。大丈夫です。腫れの為で　手術後はきちんと出たので　ちゃんとでますと答えた。

痛い？と聞かれ　考えたが動かないと痛くない為　返事に困った。痛み止めがあるからと言われた。

もう朝と思っていた私は　大丈夫ですと良い患者の返事＾＾

朝と思っていたが　待っても待っても　誰も来ない。。

もう何時間経った？私だけ忘れられているのではないだろうか？時計も窓も何もなく　2重ドアの向こうの廊下からの明かりと音が聞こえるのみ。。

向きを変えると創が痛く　尿カテーテルの違和感も出る。しかし身体が凝って辛い。
喀痰喀出時は飛び上がる程痛い。かなり寝たので 少しの事でも寝られない。。。

そうだ　又　ギャッジをあげてと頼もうスイッチを手元に置いてくれれば寝返りしなくても体圧変えれるし。。。

Nsコールを鳴らし　腰が痛く少し上げてもらえないかと頼む。寝返りしたらと言われたが　寝返りは創が痛くとてもとてもと私 ちょっと待って聞いて来るからとNs

他のNsと一緒にこられてギャッジのコードを入れるコンセントを探す。(入っても無かったのか（≧∇≦）

軽度あげてもらうとすーと楽。あぁ　楽になったと言うと　笑われて出て行く。

ああっ　待って💦スイッチを手元に。。。（スイッチは足元の柵にかかり全く届かず。。。)

これは未だ朝ではないなぁと感じた。でも 長く時間が経ったと思っていたので　朝は近いからと 

何回　朝か　朝かと思ったか。。。

何回　痛みを我慢しながら向き変えを行っただろうか。。。動かないと痛くないので痛み止めを頼む機会も判らないし。。。

Nsが来ても　喋り難く力が入ると創も痛い。喀痰を出したテッシュの始末を頼むだけで他の事は頼めなかった。

６時です。とNsが来た時は思わず　「長かった～」と言った。本当に長かった。

やがて食事が来てギャッジアップされ「食事が終わったら　Nsコール鳴らして下さい。」と出て行かれたが。。？

ちょっとちょっと待って～　Nsコールはギャッジで上がった背面の後ろ。。届かない。

ギャッジのスイッチも足元で届かない。。。どうやって知らせるんだ～。どうやってbedを元に戻すんだ～。

兎に角　痛み止めも何も頼まず　私は良い患者だった

私の甲状腺物語り⑥ 手術

入院はきっかり１週間。ＯＰ（手術）日前日夕食前に入院。

主治医は２人になる。外来でかかっていた白髪の落ち着いたＤｒと　今仕事が楽しくてたまらないという若いＤｒ。。。

手術は午後2時から。。。

Ｄｒから片葉なら2時間半だが両方なので　それ以上時間はかかると説明されていた。

1時に持続点滴をしながら歩いてＯＰ室へ。。

その時　朝歯磨きをしたが　手術に行く前にもすれば良かったと後悔。

挿管で口腔内を開けられる事を思い出した(――；

手術台に横たわり　点滴の側管から麻酔薬注入。朦朧として意識消失。

名前を呼ばれ　「呼吸して下さい」という声が聞こえたが　

呼吸しようとするも呼吸ができない。ん？指1本動かない。どこもかしこもぴくりと動かない。

これが　よく聞く筋弛緩剤という薬の効力なのか。。。

どうしよう。。。息はできないが苦しくないし（酸素飽和度が足りていたと思う）

麻酔科Ｄｒらしき方含め2～３人が側にいるようだし。。。

寝よう。。。と寝る。（この間数分もなかったかも？）

しばらくすると洞窟の狭い通路に空気が通るように入ってきた。狭い通路が広くなり　
名前を呼ばれ返事可能になった。
声は出る。。。風邪を引いたような感じだが支障はない。挿管の後と思えばこんな物だろう。。

Bedで観察室に帰る。
（手術の方はICUと説明されていたが　手術に行く直前にICUが満床なので観察室と説明）

主人に何時に終わった？と聞くと６時半と答える。副甲状腺は2個残ったらしいと。。。

（１個はきちんと　もう一個は不十分らしい。後日詳しく記載）

主人は５時頃呼ばれ　OP室の前で待つよう言われたらしい。待機していたが　３０分経っても誰も出てこず。。

スタッフの方に問い合わせてもらうと　今　縫っている所という返事だったそうな。

。６時１０分頃に　若いDrが出てきて　切った甲状腺を見せて説明。
見たくない主人は顔をそむけながら私が頼んだ写真を撮る
（あんな腐っているような物　いらんわと後日　主人曰く　）

創は動かさなければ痛くないが　些細な力が入ると痛みが走る。

それ以上に首から肩から背中にかけて　板のようにパンパンに張っている。

凝り固まった肩凝りが広範囲という感じである。。

全身麻酔の後の口渇感は著明。

尿カテーテルは身体を動かすと止めているバルーンが刺激するのか強い尿意を感じてしまう。

朝まで長い　術直後が始まる。。。。

私の甲状腺物語 ⑤ 手術に向けて

ＣＴの結果。実質がほとんどないと言われた。

気道変位（市検診のレントゲンでも指摘もあり）あり鎖骨下にも軽度落ちていると。。

左の方が大きく　右のほんの一部を除いた亜全摘と言われた。

回反神経が甲状腺にそっているので触らないといけないので嗄声になる可能性がある

（歌手ではないので構わない。）

甲状腺除去の為ホルモンの内服と副甲状腺の機能低下になればカルシウム飲めばいいからと副甲状腺の事はあっさり。（おいおい　私は老後に向けてややこしくなる事は嫌だ。年を取れば飲み忘れる可能性が多くなるし 支障ないようにしてほしい(-｡-;）

今後の事を思うとカルシウム内服は加わって欲しくない。なるべく温存をとお願いした。

Ｏ病院では全摘と言われたのだが？副甲状腺は移植になるのか？と聞く。

ここは血行温存を優先。その方が機能が保ち易いからと。。。（少し安心）

副甲状腺は甲状腺にべったりついていて外すと直ぐに血行が悪くなると。

血行温存しても色が悪ければ移植。

父の納骨の為　来週は帰省するので　４月に手術日に決める。

その前に足りない検査と手術1週間前にエコーと家人への説明。。。

待合室で待つ間　隣に座っていた方に甲状腺の手術跡が。。。

それに　Ｎｓからの説明にも甲状腺専用の経過の説明が。。。

件数はあるのだと少し安心。

その後　血行温存できるのは１個だけなのか？血行温存なれば移植はなくそのままなのか？

1個は心もとない。。どうせ捨てるのだからもう一個の移植はできないのかと思って言わなかった事を後悔。O診療所の見立ても聞きたかったが セカンドオピニオンの事言えずできなかった。(なかなか言えない物だ)

腫瘤で圧迫されるのか首の傾げ加減で駆血する感じが出てきた。変えると直るのだが。。リンパかどうか判らないのだが耳下腺も脹る感じになる。

手術1週間前のエコーの結果　上の方の正常な部分が少し残っているのは右ではなく左の方があると。。。左は大きいのだか 下の方に大きく上は少しあるらしい。

ほんの少しだけれど。。1個あれば十分機能できるからとＤr

右も少し残っているのなら右も温存できないのか？と頼むとぎりぎりな部分らしくう～んと考え込まれた。2個あれば安心なのだが。。。

実質が残っている早めの頃にした方が良かったのか？

回反神経は私の腫瘤が大きく　違う場所に回っている可能性があると。

声は大きい声が出なくても喋れば十分。副甲状腺の方が心配と私。

診察室から出ていく時に血行が悪いと移植になりますとＤｒの念押しがあった(-｡-;  きっと左もギリギリなんだろうと思った。

後で移植は2個以上かときちんと確認すれば良かったと後悔。

いつも　その場ではなく後から気が付く(-｡-;

取り出して検査で　腺腫か腺腫様甲状腺腫か判ると。。

という事で副甲状腺の不安を抱えながら明日手術だ

私の甲状腺物語 ④ 私の理解が悪くじたばた

3月初旬受診。

聞き分けの良い患者になる事はやめよう。恥ずかしいけれどじたばたしてみよう。セカンドオピニオンは言いにくいが言ってみよう。手術をするとなると　上手なＤｒにして欲しいと言おう（外科医は腕だ！！）聞き分けのない患者だっているはずだ(>_<)

Ｄｒがエコーでは前と大きさはそんなに変わらないと言う。（ではこの急な違和感は何？）

手術以外の方法は無いのだとうか？内服とか？と尋ねると　

良性腫瘍だからチラージンは利かないと。。　えっ！！　私は腫瘍だったの？何時　腫瘍になったのだろうか？

腫瘍が攻撃しホルモンを出していると。。
それに　橋本病だからいずれ内服しないといけなくなる。内服した方がコントロールできやすいよとＤｒ

腫瘍ならしかたがない。切るのは片方だし切ろう。片方でもホルモンを出してくれるかも？（と前回　Ｄｒは言ったのが　今回はそんな事はないときっぱり言われる。内服になりますと）

ここ病院のＨＰには甲状腺の手術は書かれていなかった。手術になるならどこで？と聞くと

私が紹介できるのはこの病院のＫ先生か　大病院のＮ病院で腎移植もしている腎臓外科とＤｒ。

この病院のＨＰには甲状腺の手術は書かれていないし件数もないが　Ｋ先生はできるそうだ。年齢的にも外科医として良い時期だし人物的も温和で良い方と説明。

遠い病院よりここにすれば。。。と勧められた。

何故　甲状腺がN病院の腎臓外科？とその時　思ったのだが　透析の方で二次副甲状腺の機能更新の場合　副甲状腺の手術をする事を後から思い出した。副甲状腺の手術なら甲状腺もやるだろう。。。案の定　ネットで調べるとＮ病院は甲状腺の手術件数がきちんと出ていた。。県内では多い方だった。いつも　後悔は後からついてくる。😖

セカンドオピニオンしたいのですが。。と　恐る恐る頼むと良いですよ＾＾とあっさり即答。

（やった＾＾紹介状とエコーが貰える）

では　外科のＫ先生にセカンドイピニオンと✋

（違～う　違～う😹　他の専門病院。Ｏ診療所に行ってみたいのだ）という心の声

何故　急に違和感が強くなったのか　実際その時を見ていないので判らないとＤｒにあっさり言われた。溜まっていたホルモンが一気の放出されて炎症が強くなったのかも？と。。。

思い通りにならず　外科へ🚶

外科のＫ先生は切るとホルモンはなくなるよ。と即言われた。

そして　亜全摘と。。。。(-｡-;

ちょっと待って。。💦 私は片方でやっと決心したのに。。。

主治医には片方と言われたのだが？と私。

片方をしてもう片方はできないわけではないけれど　外見的も良くないし。。
否　外見はどうでもいい。私はもうお嫁に行かないし　今 ホルモンは支障ないから

腫瘍ではなく腺腫だとＫ先生。腫瘍ではないのか？と私の頭は又々混乱。!?(･_･;?

とりあえず　ＣＴを取ってみようとＤｒ。大きさが判るからと（エコーは中身だけできちんとした大きさはＣＴの方が良いらしい。

次の週　予約。

思い切ってＯ診療所に行ってみた。🚃

最初は内科。女医さんだった。

経過を聞き　私は内科医だからよく判らない。手術の件なら外科に。。。

甲状腺はしこりになっているの？と聞かれ　石灰化しているらしいと言うと　しこりには薬は効きませんとびしっと。。。( ^_^)/

しこりと言われ　スルスルスルと今までの悶々としていた混乱がとける。
そうだった。腫瘍でも腺腫でも同じしこりだ。塊だった。。。
炎症を繰り返ししこりになっていた。。。何をぐだぐだやっていたのだろう(-｡-;

外科のＴ院長先生に回わった。

私の頸部を見て　僕なら全摘だよ^ ^と言われる。（片方から亜全摘、そして今度は全摘(-｡-;）

片方やって　年を取ってもう片方はしんどいよ。一気にした方が楽だよと。。

そうか。両方しようと　不思議に素直に納得

手術に踏ん切りがつかないのでしょう⤴︎ とにこやかに指摘。
そう。そう　そうなんです。判って貰えた。値が正常が為に踏ん切りがつかない。。。

不思議に　その優しい言葉に　私は手術の決心がつきだす。

しこりは鎖骨の下にも落ちていると思うよとＴ院長先生。　
エコーとＣＴをして見てないと判らないけれどと。やってみる？⤴︎　今週　エコーをして来週ＣＴを取る予定を言うと　外科の先生に話して　紹介状とエコーとＣＴをもらって持ってきて。。きちんと見てあげるからと言われた。

そして　橋本病では手術する事はないよ。しかし　しこりは支障になると手術になるよ。

結局　再び 行く事はなかったが　もっと早う行けば良かったと本当に後悔。

意味判らず迷走する事もないし　説明がすんなりと判り易い。

再度行き　この先生にもきちんと見てもらい私の甲状腺を詳しく話を聞きたかった。

又　全摘をする説明も。。。。

私の甲状腺物語り③ 踏ん切りつかす迷走

昨年の10/20日　受診で８㎝が手術適応と急に言われ　次回　4月の診察日は外科のDrの外来日と合わさった日にちに予約された。

大きくなった腫れはいつか取らないといけないのだろうと漠然と思っていたのだが　

ホルモンは支障がないので６０歳代ぐらいかと勝手に考えていた。

まず大きい左の方の摘出を。。。。その後　右が大きくなれば右をと

（外見は右の方が大きく見えるのだが？　変と思いながら手術の話でびっくりして吹っ飛んでしまった）

喉のつまり感を言っていたでしょう⤴︎と　Dr

ん？言ったかなぁ？　うつ伏せ寝の為　肩が凝りだし　仰向けができなく悩み中とは言ったのだが。。。

（本当に自覚症状なし）

茫然として診察室を出る。

まぁ　８㎝にならないかもしれないし。。。喉のつまりがなければ　来年の秋頃でも良いし（父の1周忌が終わって落ち着いた頃）と気楽に考えてしまった。

12月頃になると　深夜になると時たま違和感覚える事が出てきた。

（私は夜更かしタイプ。又　ツムツムやバズドラで遊ぶ時も首を傾ける）

やはり手術しないといけないのか？でも　手術しなくてもいい方法って本当に無いのだろうか？

セカンドオピニオン受けたいが　予約日は半年後なのでＤｒに頼む事ができず。。。

だまって甲状腺専門院（Ｏ診療所が甲状腺のみの病院で有名）に受診してみようか？。。。。

若い頃に　知り合ったＤｒが自分の親を同じ科なのに他のＤｒに主治医を頼んでいた。

どうしても身内は良い方向に見てしまい客観的に見られないと言っていた。

賢くない私の頭の中は客観的どころか混乱し暴走。

後から思うと最初から塊云々の意味の説明を言っていたと思うのだが　慢性甲状腺炎だから腫れて肥大した中に石灰化している部分が点々としているのだ思い込んでいた。

石灰化部分は無理でも　腫れている部分はチラージンの内服で収まるのでは？

腫れが大きい場合は期待できると書かれていたし　飲んだ事はないし。。。

橋本病で手術は無いとも書かれている。。

よく判らない。悶々と。。。

違和感は月に数回で直ぐに気にならなくなる。1月になると週に１回程度。

自覚症状がない事が多く　手術しないといけないという実感がわかない。

やはりＯ診療所に行ってみようか。。。4月まで日にちはあるし。。エコーの結果は持っていけないが　血液の結果はあるし。。

2月中頃　深夜バスでこちらに帰った頃から　急に違和感が日に数時間続くようになった。一週間で一日中持続するようになり悪化。

急に状態が進んで行った為　4月の受診まで持たないのではと不安になり病院に連絡して受診予定日を１ヶ月早めてもらう。

片方だから手術しよう。。そうだ！！　片方あるからもしかしたら内服しなくても良いかも？とＤｒも言っていたし。。。

予約した後から少しずつ違和感が減っていき　又　踏ん切りがつかなくなる。。。