夜は下北沢へ移動して、ハイバイのシリーズ企画の最新版「ワレワレのモロモロ2024」を観た。

 

これが珠玉の傑作舞台で、夏の観劇はこれで決まり!という大感動もののオムニバス舞台だった。

人の事実(事実は小説よりも奇なり)の話はその強さがハンパない。

 

**** 演劇サイト より *****

▶︎上演作品
足立信彦(東京)『僕の夢、社長からハト』
滝沢めぐみ(東京)『クローゼットのほとけさま』
南雲大輔(札幌)『アメリカで起業したら大変だった件』
納谷真大(札幌)『恵比寿発札幌、仕方なき弁』

『ワレワレのモロモロ』は、参加者が自分の身に起こった出来事を書き、それをそのまま演劇化して本人を中心に演じる企画。
2024年北海道・札幌に誕生した〈ジョブキタ北八劇場〉にて約3週間の滞在制作後、東京・下北沢、演劇の聖地〈ザ・スズナリ〉で上演します。

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札幌編ということで、何らかの経緯で札幌に行きついた人、札幌に住んでいる人の話がメインとなっている。

 

4作品の上演(順番)構成が絶妙でまずは『恵比寿発札幌、仕方なき弁』でトホホな感じながら緊張感が走るエピソードで笑いを誘い、続く『クローゼットのほとけさま』で今世間を騒がせている社会問題が実際自分の身に起きているエピソードでグッと興味をひきつけ、演劇の街下北沢でも起こっていそうな有り得ない演劇人エピソード『僕の夢、社長からハト』で驚かせ、、、そして最後に『アメリカで起業したら大変だった件』の最後の最後で演劇の神様が降誕するという、、思わずブラボーと叫びたくなる内容となっている。

 

本当に、最後の南雲さんの実体験、、、胸が熱くなりました。

 

下北住民、、いやいや日本国民に「演劇ではこんなことが起こっている」ということを知ってほしい、傑作です。