老舗ミュージカルカンパニー音楽座の近年の代表作、アガサ・クリスティーの小説「春にして君を離れ」をもとに制作したミュージカル「SUNDAY」を青山の草月ホールで観た。

 

******** 演劇サイト より ********

弁護士の妻として子どもたちを立派に育て上げたジョーン・スカダモアは、バグダッドに次女バーバラを見舞った帰り、ひどい雨に降られて砂漠に足止めをくってしまう。砂漠の強い日差し、薄暗いレストハウス、本も読み尽くして話す人もなく、やることもなければ食べるものも缶詰ばかり。退屈な日々の中でジョーンは、自らの「素晴らしい」人生を思い出す。美しく塗りこめられた思い出は、時間とともに少しずつ真実の姿をさらけだし、やがてー。

 

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いつもながらミニマムなセットをうまく使い回し(良い意味で)転換なしに一気に物語を回していく。

 

周り舞台を人生の歩みとうまくかみ合わせた演出、突然のハッチャけた歌と踊り(寄宿女学校のシスターが突然ノリノリで歌ったり、インド人の給仕がコミカルなダンスで現れたり)、とメリハリの効いた演出で観客の目を釘付けに。

 

インド人とアラブ人のレストハウスの使用人の扱いはちょっと危うい(ポリティカリーインコレクト)部分もあったので、ちょっとした工夫改善も必要かも。

 

 

カーテンコールでの写真撮影OKタイム